3回落ちたら同じこと続けてももう受からない

あなたは何回受験したのだろうか

今回の受験は何回目だろうか。今回は合格できそうだろうか。いきなり反感買いそうなことを言うけど、もし3回以上受験して今回もダメそうなら、もう合格できないと思ったほうがいい。うん、今、100人くらいからヒンシュク買ったよね。でも本当だよ。甘い言葉で好感度を上げる会社が多いので、現実を突きつけてあえて好感度下げてみたよ。

ただし、例外もあるよ。2つある。

1つは、運。いつも60点台ならチャンスはある。あと5回か10回か回数は分からないけど受け続ければ、いつかは受かる可能性ある。得意論点が出るかもしれないし、傾斜配点で救われるかもしれない。運なので保証は出来ないけど、受かる可能性はある。ずっと受け続ければ

もう1つは、学習法を変えること。3回の受験ということは、少なくとも1年半から2年近く勉強しているはず。それで受からないなら、学習法が間違えている。いまの学習法を続けていても受からない。逆に言えば、学習法を変えれば受かる可能性は十分にある

営利を目的としている企業は、受験生に前者を望む。でも、私は後者を勧める。

でも学習法はなかなか変えられない

じゃあ、学習法を変えよう!と言いたいところだけど、これが難しい。なぜか。それは今までの自分を否定することになるから。学習期間が長い人ほど難しい。

「もっと勉強すれば受かる」ではなくて「これ以上勉強しても受からない」という意識改革から始めなければいけない。真面目にがんばってきた人ほど、受け入れがたいはずだ。それに、そもそも、学習方法を変えようと思っても何をどう変えればいいのか、途方に暮れてしまう人もいる。だから、学習法を変えるのは難しい。

それでも、なんとか学習法を変えて絶対に合格するぞ、と本気で思うなら、合格すると思う。

どんな学習法なら受かるのか

では、どんな学習法に変えればいいのか。こうすればいい、という思いはあるけれど、表現するのが難しい。学習法というより、意識の持ち方という感じだからかな。

ところで、今日の午前中、ネットで調べ物をしているとき林修先生の講演会の話が検索に引っ掛かった。「今でしょ!」の林修先生。あまりテレビを見ないので、どんな人かほとんど知らない。予備校講師くらいのイメージ。特に好きでも嫌いでもない。

ところが、その林先生の講演会の話がすごかった。そこに学習法の決定版が書かれていた。何この人。すごい。鳥肌モノ。

林修先生とはどんな人か

林先生がどういう人かちょっと調べた。興味なかったら飛ばしてね。

  • 1965年愛知県名古屋市生まれ、血液型O型、身長175cm、奥さんは12歳年下の産婦人科医、現役で東京大学法学部合格
  • 1988年卒業後、日本長期信用銀行に入行するも「この銀行は潰れる」と判断し、わずか半年で退職(事実、長銀は1998年経営破綻)。退職後は、投資顧問会社、IT企業の立ち上げなど、さまざまなビジネスを始めるが、ことごとく失敗。
  • 株でも大損し、競馬で食いつないだことも。借金は1,800万円となり返済のため塾講師を始める。得意な数学の講師としての採用だったが、自分がトップに立てそうな科目は何かと考えて、現代文の講師に変更。
  • その後「いつやるか?今でしょう!」というフレーズが大人気となりタレント活動開始。現在に至る。なお、芸能活動をしている現在も、東進の公開授業やライブ授業は一切休んでいないとのこと。

とまあ、波乱万丈な人生。学歴だけ見ても東大法学部だよ?ただの東大じゃない。法学部。すごい。それでいて、長銀に入るも、いずれ潰れると判断するやさっさと辞めて、起業して数千万の借金するとか。もうね。なんというか。こういう人、好き。

林先生のいう学習法とは

さて、その林先生がお話された講演会の内容。これがすごい。できれば全文を読んでほしいのだけれど、要点を引用する。

勉強の基本は、自分なりの方法論を確立することだ。僕は勉強するとき、教科書にマーカーを引かないし、緑のペンと赤い下敷きも使わないし、ゴロ合わせで覚えるのも大嫌いだ。教科書に書いてあるのは人の言葉だ。だから、自分の論理で文をまとめ直すことが大事だ。年号だって、歴史上の事件の意味を読み解いていけば自分なりの歴史の構造を構築することができる。

できる生徒を見ていると、それぞれの勉強法を必ず持っている。その少し下位の生徒は、音読して暗記しろと言えば素直にやるが、自分の勉強法を編み出すことはないデカルトが方法論に着目したように、そもそも、疑うことが学問の原点になる。批判的受容が必要になる。

もう、これだけで、ほぼ学習法の全てを語っている気がするが、さらに引用する。

馴れ合いの仲間とつるんでダラダラやるのが一番よくないと思う。いつもの店で、いつもの仲間と、いつもの仮定法過去完了の話しをするのは時間の無駄でしかない。これがプロの意識をそいでいく。<中略>

居心地の良さに浸からない」「人とつながるツールに溺れない」「既成のイベントに乗っからない」ことが大切だ。<中略>

つるんだり何かに依存したりするのではなくて、自分たちのためにこれをやろうという時間にした方が良いと思う。幸い、今はネットを使って志のあるパートナーを募って前向きなチームを作ることもできるようになった。

同意しすぎて、首を振りすぎてムチウチになりそうだよ(冗談だけど)

自分なりの方法論を確立し自分の論理でまとめ直す

人から教わったことを素直に暗記する。それだけでもある程度の点数は取れる。しかし、それで得点出来る問題は1級に限っては多分7-8割しかない。それは、例えばだけど、75点満点で70点が合格ライン、みたいな試験にチャレンジしているようなものだ。一生懸命に勉強した人のほとんどが60点台になるのは当然だろう。(ちなみに2級だと暗記だけでも8-10割はいける)

「この会計処理はどういう意味?」「この計算処理はなぜこうするの?」自分なりの方法論で自分の言葉で話せるレベルまで咀嚼しておく。すると、本試験で仕訳を忘れちゃっても、現場対応力で会計処理が出来るものだ。というか、それ以前にそもそも忘れにくい。このくらいの力を付けておくと、9-10割近くの問題が解けるようになる。そして、その中で7割を取ればいいわけだ。受かっている人は、こういう勉強をしている。

林先生の引用部分の前段の話は、こういうことだと思う。

友達を作るなと言っているわけではない

林先生の後段の話は、別に、友達を作っちゃいけないとか、そういうことを言っているんじゃない。居心地の良さに浸ること、人とのつながり、イベントの楽しさ、それを手段とするのはいいけど、それ自体を目的にしてはいけないよ、ということだと思う。

某社にいたときに、公認会計士を目指しているアルバイトが2人いた。I君とK君。彼らは普段それほど仲良くは無かったけど、あるとき、一緒に勉強することにしたそうだ。

毎朝自習室に集まって一緒に勉強する。分からないところをお互いに教え合う。朝、どちらかが遅刻したら、遅刻した方が缶コーヒーをおごる。そんなゆるいルールの勉強会。つるむわけでもなく依存しているわけでもない。ただ、自分たちの合格のために、一緒に勉強した方が効率がいいからやっているだけ。そうして、彼らは2人とも公認会計士試験に合格し、2人とも監査法人に就職した。実際にあった話だ。こんな関係性なら、とてもいいと思う。

でもそれが、一緒にいて喋ること自体が楽しい、愚痴を言い合うことが楽しい、という風にそれ自体が目的化するとダメだよ、ということだと思う。

誘惑の無い環境を作る

最後にもう一つ。これは、林先生の言葉ではなくて、私の思いだけど、本当に合格を目指すなら、まずは環境作りが大切だと思う。例えば自分のまわりに自分を誘惑するものを置いてはいけない。頑張って誘惑を振り切るのではなくて、最初から誘惑の無い環境を作るべきだ。別に一生、誘惑を遠ざけろと言ってるんじゃない。合格までの話だ。合格したあとは思う存分楽しもうよ。オンとオフをはっきりさせる。これは結構大事だと思う。

具体的な合格メソッドの提供を考えている

最後に、今、考えていることを紹介したい。今、受験生を本当に合格に導くためのメソッド(パッケージ化されたサービス)の提供を考えている。

  • 合格マップ作り
  • 現時点での実力チェック(論点の棚卸し)
  • それにもとづく学習プラン作成
  • 教材選択
  • 課題の提示
  • 課題をきちんとこなせているか定期的な確認テスト
  • 随時質問に答える体制
  • YouTubeを使ったポイント講義
  • 簿記に必要な算数講座
  • 理論に役立つ実務知識講座

これらのサービスをパッケージ化し、個々人の学習法にあわせて個別に提供する予定だ。個別対応なので人数は限定となってしまうが無料だ。(自分で書店で買ってもらう書籍代とかは掛かるけど)

なぜ、無料か。このブログ自体が、お金儲けを目的にしていないからだ。難関試験に合格させるノウハウを確立し形にしたい。それは、お金に代えられない価値だ。収益化は、そのノウハウの商品価値に絶対的な自信が持てるようになってから考える。書籍化してもいいだろう。診断士として企業セミナーに活用する案もある。いずれにしても、そんなことは先の話。今は、お金なんてどうでもいい。とにかく受講した方に合格してもらいたい。そのためのノウハウを提供し合格メソッドを確立したい。そういう思いだ。

だけど、受講側にその覚悟、つまり意識を変えてでも、絶対に受かりたいという覚悟がないなら、空回りしてしまうだろう。馴れ合いの仲間とつるむのが好きな人には来てほしくない。受からないから。合格率にこだわりたいんだ。私の講義を真剣に聞いてほしい。それだけの価値を提供するから。いい加減な講義はしないから。そして一回で合格させる。そんな思いで、詳しくはまた、別の記事でアナウンスします。


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3回落ちたら同じこと続けてももう受からない” に対して1件のコメントがあります。

  1. ひろりん より:

    こんにちは。

    耳が痛いですね(笑)

    自分も3回以上受けてますが、ここ数回60点後半です。

    勉強法を変えようにもどう変えたらいいのかわからないのが本音ですね。。
    他にも資格の勉強はしてきたので、その都度工夫して突破してきたつもりですが、日商1級だけはどうにも突破できません。

    講座?があれば参加させていただきたいと思ってますので、その際は宜しくお願いします。

    1. pro-boki より:

      >自分も3回以上受けてますが、ここ数回60点後半です。
      60点後半を複数回ですか。上記の「75点満点で70点が合格ラインの試験」にしちゃっているという可能性もありそうですね。
      「勉強する」ことも大事ですが、「勉強の仕方を勉強する」ことも大事だと思います。特に暗記系の資格(FPとか行書とか)を突破されてきた方は1級で苦労される方が多いように思います。

  2. maron より:

    こんばんは。

    結構グサっとくるような内容ではありますが、仰ってる通りだと思います。

    私は林修先生が好きで、TVとかは録画して見ています。TV番組とはいえ、色々勉強になります。書籍も購入して何回も読んでます。

    私は、2月の全経上級・6月の1級には絶対合格したいです!2月の全経上級合格後は、8月の税理士試験も受験予定です。
    結構ハードではありますが、本気です。
    是非、先生の合格メソッド受けさせて下さい。

    1. pro-boki より:

      >書籍も購入して何回も読んでます。

      私も、今更ながら、林修先生の書籍「いつやるか?今でしょ」を買ってきて、今、読んでます。素晴らしいです。こういう流行り物っぽい本は買わない主義なのですが、損してました。もっと早く読むべきでした。

      >2月の全経上級・6月の1級には絶対合格したいです!2月の全経上級合格後は、8月の税理士試験も受験予定です。

      ハードですね。税理士試験は簿財ですか?これは、どこかスクールに通っていますか?私はTACの簿財の経験者コースに半年ほど通ったことあるのですが、とても効果があったと思います。経験者コースは、毎授業でミニテストがあり、基本問題の超早解きを繰り返します。このおかげで、とても力がついたと思います。もちろん全経上級、1級にも効果があります。基本問題なら楽に解けるようになりました。で、それだけで7割近く取れることが分かって改めて基礎の大事さを知ったわけです。簿財の経験者コースおすすめです。ただしTAC以外のスクールでは受けたことないので、他のスクールのことは分からないです。あと、講師によって教え方がすごく違うので自分にあう講師を見つけるのがポイントだと思います。当時、私は東京の世田谷に住んでいて、TACの新宿、渋谷、池袋校のどこにでも通えたので、自分に合う講師を見つけて通ってました。TACの宣伝をするわけではないですが、受講されるなら、講師を選べるのは大きいかもしれません。

    2. maron より:

      先生、こんばんは。

      先生の仰る通り、簿財です。
      まだ、スクールには通ってないです。というのも、とても迷っているからです。
      私には今の状態では税理士の受験資格が無いので、来年の税理士試験を受験しようと思うと、2月の全経に絶対合格しなければいけません。なので、とりあえず2月までは全経に全力を注ぎ、全経の試験終了後簿財のどちらかに絞った方がいいのではないか?や簿財の勉強しつつでもいいんじゃないか?など頭の中がごちゃごちゃで悩んでいます。

      先生のコメントを拝見してから、簿財経験者コース受講しながらでもいいのかなと思ってきました。
      どっちの選択がいいか、先生のご意見が欲しいです。
      仕事はしていますが、残業無し・平日でも3時間くらいは勉強する時間はあります。

      TACの基本問題の早解きは大阪でもやっているのか分からないですが、無料講義などに参加してしてみます。

  3. pro-boki より:

    maronさんへ

    最終ゴールは税理士ですか?もしかすると、1級・全経上級受験は税理士受験資格獲得目的ですか?税理士合格後は、独立をお考えですか?それともそこまでは考えていませんか?これらによってお勧めルートは異なります。

    もし、税理士受験資格の獲得がメイン目的なら、あまり1級・全経上級はおすすめしません。工原の学習負担が重いからです。合格レベルまでもっていくには相当な労力が必要です。もちろん、頑張った分だけ、後で活かせるならいいのですが、税理士試験では工原の学習内容は一切出てきません。ですから、最終目的が税理士なら、いち早く税理士試験にかじを切って工原を学習する労力を税理士試験に向けた方がいいと思います。

    とは言え、受験資格が無いんですよね。実は私も同じ境遇だったんです。私、大学中退ですから。だけど税理士になりたかった。でも1級受かるかどうか分からなかった。そんな状況でした。

    そこで、どうしたか。実は、1級を狙いながらも、同時に保険を掛けたんです。それは、産能短期大学の通信制の税理士コースです。ここを出れば短大卒扱いで税理士試験の受験資格もらえます。これで確実に2年後には受験資格が得られる。かつ、簿財の勉強も出来る。それで、1級の勉強をしながらも、産能にも入学したんです。ただ、その数ヶ月後に1級受かったので、すぐに退学しちゃいましたが。

    とにかく、最終目的が税理士なら、税理士試験に集中したほうがいいと思います。1級と全経は遠回りです。
    ただし、例外もあります。その例外の話をする前に、まずは税理士への本気具合がどれくらいかをお伺いしたいです。そもそも税理士の実質的な合格率は多分1〜2%です。神がかり的に難しいです。そして税理士になれても独立して食えるかどうかは甚だ疑問です。それでも目指しますか?
    もし、それでも目指すという意気込みがあるなら、1級と全経は有効だと思います。というのも、工原が出来ることは明らかに独立する上での競合差別化要因になるからです。

    という感じで、さまざまな要因によってお勧めルートは変わってきます。
    メールで個別に相談のりましょうか?

  4. maron より:

    先生、こんにちは。

    最終目標は、税理士合格後は独立したいと思っています。税理士・公認会計士事務所として独立したいと考えています。
    元々理系だったというのもあるかもしれませんが、工原が好きです。一時期嫌になった時もありましたが、先生の講義でやっぱり自分は工原好きだと感じています。

    税理士の本気具合ですが、先生の仰っている通り、とても難しく独立しても食っていけるか分からないというのは分かっていますが、それでも独立を本気で目指しています。

    先生も大学中退なんですか。私も大学中退です。これまで近畿大学の通信も視野にいれましたが、法学部だったので踏み切れませんでした。産業能率大学に税理士コースがあるのは初めて知りました。資料請求したので、考えてみます。

    なかなかこういう道に進む人が周りにいないので、個別にメール相談にのって頂けると、とても嬉しいです。メールはどこから送ったらいけるのでしょうか?

    1. pro-boki より:

      maronさんのメアドにこちらからメールしますね。

  5. まあか より:

    先生のお話聞いてると痛いものがあります
    先生の某社での教え方は受講したときすごいこれまでは工原ダメダメだったんですけど何とか面白い富久田先生の教え方ってすごいと思いました
    私も1級何回も受けて50点台くらいかなぁと思ってます
    146回は商会でダメ工原は工業簿記でダメだなぁと思いました原価計算もダメだなぁと思いました
    ですからまた先生が講義をしてくれるのならそれに参加したいなぁと思ってます
    1級の後に何が見えてくるのかなぁ
    仕事は無理でも何か旦那が苦労しないような事ができないかなぁと思ってます

  6. pro-boki より:

    NSの先生方にはご相談はされましたか?

  7. まあか より:

    してません

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