第173回日商簿記1級本試験・受験直後の感想

商業簿記
過去10年間(いや20年間⋯もっとかも)でもっとも難しい問題でした。
今年の5月の短答式試験(公認会計士)の連結会計の問題が激ムズ!と波紋を呼んだので、私も解いてみましたが「まあまあ難しいかな」くらいでした。今日の問題は、それを超える難易度でした。
どういうことなんでしょうね。これ。素点ベースの平均点は多分25点満点で4点とか5点とかだと思います。(←6/14 21:55 訂正します。確かに今回の問題は過去一番の難易度でしたが、だからといって極端に低い点数になるかというとそうでも無いようです。複数の受講生に聞いてみたところ結構点数取れてます。2択だったり、雰囲気で相殺消去してみたら正解だった、分からないので0と書いたら正解だった、という箇所があるからですね。分からなくても粘り強く部分点を拾いに行く姿勢があった方は、結構得点出来たみたいです。立派!)
多分ですが、資本金のようにただ写すだけの箇所や、ただ0と書くだけのところにも配点くると思います。繰り返しますが、いかに諦めずに部分点を拾えたかだと思います。
足切りさえ逃れればOKという問題でした。
会計学
普通でした。(税効果など一部にやや難しいものが含まれていましたが)
用語は一部を除いて、だいたい書けたかと思います。
6〜7割キープしたいところです。
工業簿記
問6を除いて易しめだったと思います。
問1の貢献利益はサービス問題ですね。出来ないといけません。(ここでミスをすると工簿は足切りです)
問2はA-1とA-2の原価標準を加重平均するだけです。これも出来ないといけません。(ここでミスをすると問3以降不正解になります)
問3と問4が合否の分かれ目ですね。問3は取りたいところです。問4は少し難しい(けど、出来なくもないレベル)
問5は、易しい(指示どおり計算するだけ)けど、「単位あたり営業利益」を求めましたか?営業利益の総額を求めるケアレスミスしている人が多そう
問6は、これは難しいので出来なくてOK
8割〜9割狙い。
原価計算
こちらも易しめでした。8〜9割狙いですね。満点の方もいそうです。
第1問(事業部制)
内部振替価格の問題ですが、易しい問題でした。
170回も事業部制の問題でした。同じ作問者の気がします。
満点を狙いたい問題です。
第2問(業務的意思決定会計?)
なんの論点だか良く分からない問題でした。
あえて言えば、なぞなぞというか⋯。
テイストは170回の業務的意思決定会計(準固定費がテーマ)と似ています。同じ作問者でしょうね。
本問は、意味さえ読み取れてしまえば、問1〜問3は簡単です。小学生の算数ですね。
問4から問6もやはり意味が読み取れるかどうかの問題でした。
全体的に易しいは易しいのですが、そもそも、これ、簿記の問題なのか?という根本的な疑問を感じる問題でした。
本問で、不備かな?と思ったのが「毎月の変動費72,000」です。変動費というからには変動するはずなのに「毎月72,000円」と書かれており意味不明です。毎月固定なの?と思いました。でもそれじゃあ変動費じゃないので、どういうこと?と。新規契約獲得額160,000円に対する変動費なのかしら?と、このあたり問題文の不備というか指示不足の気がします。
実は、本問は「平均継続期間は20ヶ月であり、毎月の貢献利益にもとづく生涯価値は1,760,000円」というところから、1ヶ月あたりの貢献利益が88,000円と判断でき、ここから「毎月の変動費72,000」は新規契約獲得額160,000円に対する変動費だろうなと推測出来るのですが、もう、なぞなぞかよ、とツッコミを入れながら解いていました。悪問ですね。
とはいえ、問1〜問3は取れるでしょうし、問4と問5も、「毎月の変動費72,000」が160,000に対するものだ、ということさえ分かれば解けるので、それほど難しくないかもしれません。
問6の生涯価値(ライフタイムバリュー)は、知っていれば割り算一発なんですが、知らないと解けないと思いますので出来なくて大丈夫です。(同じ論点が全経上級で数十年前に1回だけ出たことがありますが、日商では初出です。出来なくていいです。)

11月からオンデマンド会員で勉強してましたss1014です。教材はプロ簿記のみでそこそこ仕上がっていましたが、連結で出鼻挫かれました。簿記専念受験生だと厳しいのかなと思ってしまいました。
工原がとにかく苦手でしたがプロ簿記で論点別過去問を80回あたりまで遡れたので8割は取れそうです。
秋ごろから再入会して来年6月に8割合格目指します。
本試験お疲れ様でした。
連結は驚きましたね。とはいえ、冷静に分析してみると、次の9箇所は簿記2級レベルの知識のみで得点できます。
・契約資産
・商品
・関係会社長期貸付金
・関係会社長期借入金
・資本金
・資本剰余金
・受取配当金
・受取利息
・支払利息
また、分からないながらも多分こうだろうという勘で取れるのは次の3箇所です。
・顧客関連資産
・顧客関連資産償却額
・未払費用
また、個別財務諸表の金額を写すだけもしくは「0」と回答するかの2択は次の6箇所です。
・企業結合に係る特定勘定
・新株予約権
・株式報酬費用
・株式報酬受入益
・関係会社株式評価損
・未収入金
結局、2級の知識にプラスして、あとは勘で答えたり、2択で答える箇所が半分くらい正解取れていれば13〜14点くらいは取れる問題でした。
問題自体は超難問でしたから、そこに目が行きがちですが、実際は点数の取りやすい問題だったのだと思います。その点で、難問だから簿記1級専念受験生は厳しいということは無いように思います。また、今回出題された論点は、会計士の短答式の教材にも載っていない内容ですから、会計士教材に手を伸ばせばいいというものでもありません。
このあたり記事にしましたので、ご覧ください。こちらです。
苦手だった工原で8割取れたのは素晴らしいですね。引き続き頑張って頂ければと思います。
こんにちは、今回の試験めちゃくちゃヤバかったです…
商業ができなかったのは良いとして、会計が10点辺り、工業が15点辺りっていうのは勉強不足ですよね、
お疲れ様でした。
私もびっくりしました。受験会場で「いや、これ、本当なの?」と思いました。
会計学は合格するためには最低15点くらい取りたいところですね。10点だとちょっと厳しい感じです。
また、工簿15点も厳しいです。加重平均することに気付かなかった感じですかね。
こちらの記事にも書いたのですが、合格するためには「未知の問題を既知の知識で解く」力が必要です。ちょっと意識されてみてください。
こんにちは
会計士受験生で、力試しに今回の試験受けてみました。
某予備校での採点の結果
商業簿記8
会計学20
工業簿記25
原価計算25
できた。
商業簿記の傾斜配点があれば、、とういうところです(涙)
それにしても、商業簿記がこんなに難しいと、
簿記1級の勉強だけで合格するのは非常に難しいのかなと。(会計士、税理士受験生用の試験?笑)
うわーそうですか。商簿の傾斜配点を祈りたいですね。
それにしても会計学、工簿、原計は素晴らしいですね。最高レベルです。
上記のssさんのコメントにも書いたのですが、実は、今回の連結は、2級の知識にプラスして、あとは勘で答えたり、2択で答える箇所が半分くらいあっていれば13〜14点は取れる問題でした。
その点で問題自体は超難問でしたから、そこに目が行きがちですが、実際は点数の取りやすい問題だったのだと思います。
多分ですが、一般の受験生にとって今回の連結はあまりに難しすぎて問題文のほとんどをスルーせざるをえず、出来る箇所に集中するしか無かったのだと思います。それが結果的に功を奏して、13〜14点になる感じです。
逆に、合格レベルに達している人だと、難しいとはいえ考えれば分かりそうな気もするので思わず考え込んでしまったのだと思います。それで、精神力を削られ、脳が疲労し、思わぬ失点をしてしまったのだと思います。出来る人ゆえの落とし穴という感じでしょうか。
商業簿記でほぼ全滅です。全体像が把握できない。
ただ0と書くだけのところが出来ただけ。勉強してきた甲斐が
なくなりました。会計・工・原の回答に心理的影響が響きました。
確かに、今回のような問題を出されてしまうと、勉強してきた甲斐がないと感じますよね。
そもそも、商業簿記は、2回続けて連結の総合問題ですから、商品売買、収益認識、貸倒引当金、有価証券、固定資産、為替予約や外貨換算、社債といった定番論点は一切出題されなかったわけです。この1年間勉強してきたことは何だったんだと思ってしまいますよね。そういう試験ってどうなんだろうとは思います。
上記のssさんのコメントにも書いたのですが、実は、今回の連結は、2級の知識にプラスして、あとは勘で答えたり、2択で答える箇所が半分くらいあっていれば13〜14点は取れる問題でした。
難しい箇所は一切無視して、出来るところだけに集中して13〜14点を取りに行くのが正解だったようです。多分ですが、横山さんは結構レベルが高い方なのではないでしょうか。
そういった方は、難しいとはいえ考えれば分かりそうな気もするので思わず考え込んでしまったのだと思います。それで、精神力を削られ、脳が疲労し、思わぬ失点をしてしまったのだと思います。出来る人ゆえの落とし穴という感じですね。
お疲れ様でした。今年初受験でした。
連結会計だけは他の論点がややあやふやでも得点したいという思いで臨んだので、
試験場ではもう合否関わらず膝から崩れ落ちそうになりました。
これ聞いて少し安心しました。11月また頑張ります。
初受験で、この問題にあたったのですね。膝から崩れ落ちそうになるのも分かります。
まあ、今回は事故だと思って、次また頑張りましょう。
商15
会19
工24
原22
でしたが、商業は時間なくて、下書きを頼りに採点したので、3点程度下回りそう&配点部分次第では全然足切りに突入しそうなのが非常に怖いという状態です。過去5%程度しか合格していない回もあるみたいなので、後2ヶ月程度、何にも手が付かなそう、、。
これはさすがに大丈夫ですよ。上記のssさんのコメントにも書いたのですが、今回の連結は、2級の知識にプラスして、あとは勘で答えたり、2択で答える箇所が半分くらいあっていれば13〜14点は取れる問題でした。自己採点で15点なら、さすがに10点を切ることはないと思います。
おめでとうございます。
自己採点
商業簿記14
会計学14
工業簿記24
原価計算17
合計69
最悪な未来が見えます商業簿記の採点箇所が上振れてくれたらワンチャンあるくらいのテンションです、、。
原価計算で簡単なところコケたのが最悪でした。最後まで残って見直し続けたらよかった、、
うーん、これは微妙ですね。
原計が痛いですね。見落としかケアレスミスでしょうか。
工原、途中退席しちゃったのですか。もしこれで残念な結果だと悔やまれますね。
でも、実力があることは間違いなさそうですから、もし今回残念な結果でも、次回こそ良い結果になりそうです。
今回初めて1級受けました。
いろんな予備校の解答を見ましたが
商業簿記 12〜15
会計学 12〜13
工原 満点
商業簿記が難しいのは言わずもがな、会計学は捨てた範囲が出るなど精神的に良くなかったですが、工原は気持ちを切り替え自分の実力を発揮することができました。商業簿記で心が折れそうになりましたが、諦めず問題に喰らい付いて良かったです。
工原でしっかり稼いで、商会でしのぐ。理想的な合格の仕方ですよね。
おめでとうございます。初受験一発合格は素晴らしいです。
商簿で心が折れそうになっても、諦めなかったのが勝因ですね。
商簿 18点
会計 20点
工簿 25点
原計 21点(72,000が準固定費なら24点)
商簿は成果連結の消去をコツコツしていれば意外と点数のびるけど、頭真っ白になったり、のれん出せずに心折れると全然点にならないかも
めっちゃ高得点ですね。
商簿18点、会計学20点は最高レベルではないでしょうか。
商簿は15点くらいまでなら何とか取れそうですが、それ以上となるとかなり難易度高めです。相当な実力をお持ちなのだと思います。
原計の72,000の件ですが、私も「ソフトウェア」という特性から考えて、顧客数が増えたところで固定費以外のコストがそうそう増えるとは思えないので、月額72,000の固定費という意味?と一瞬考えました。問題の不備ですね。
お疲れ様でした。
自己採点の結果、
NS:商16/会17/工23/原17/計73
CPA:商15/会18/工24/原18/計75
TAC:商11/会17/工24/原17/計69
クレアール:商12/会15/工23/原17/計67
でした。
商業簿記については、問題を見た瞬間手が止まってしまいました…。問題文の意味が全く分からずめちゃくちゃ焦りましたが、とりあえずなんとか出来るところからと成果連結から向き合って見ました。
よく分からないけども、「これはグループ内部の処理だから、連結財務諸表上は消去しないとあかんよね」という連結の基本に立ち返って食らいついた結果、何とか部分点を拾えたかなというところです。
意味が分からないながらも、「グループ全体として見たらこうなるはず」という視点で連結の問題を解くのは、正しい戦い方です。しっかり部分点を拾えていますね。立派です。
今回の試験で本当の意味で実力が出るのは会計学のような気がします。
原計が惜しいですね。合格されていることを祈ってます。
お疲れ様です! 過去問演習の解説など拝見させていただいております。
今回初受験でした。
自己採点結果
N社:商17会19工23原17合計77点
CPA:商17会19工24原18合計78点
クレアール:商16会17工23原17合計73点
TAC:商16会18工24原17合計75点
という結果でした。
原価計算で~~より低ければ、高ければ という表現に惑わされ、1円ずれだ金額を記入する勿体ないミスをしてしまったのが痛手でしたが、何とか合格していることを願うばかりです。
サブスク問題は自分は変動費と書いてあるのに固定費のように考えてしまいました。
おめでとうございます。合格ですね。
初受験なのですね。それでこの点数は素晴らしいです。独学ですか?会計士受験生?
>サブスク問題は自分は変動費と書いてあるのに固定費のように考えてしまいました。
これは、私も本試験中、悩みました。ちょっと指示不足ですね。あと、第1問の内部振替価格の1円ズレは痛いですね。考えすぎてしまった感じですね。それがなければ、原計もほぼ満点ですかね。素晴らしいと思います。
2回目の受験で、前回44点、今回の自己採点は
CPA:20/18/24/25
TAC:18/17/24/25
でした。アウトプットがテキスト例題と過去問2回分だけだったので、学習ペース間違えたなあと思っていたのですが、全体的に基礎的な知識+あとはその場で、みたいな形だったので助かりました。
商業簿記は顧客関連資産や企業結合に係る特定勘定など少し驚きましたが、素直に評価差額として、あとは愚直に仕訳をすることで思ったよりとれていて良かったです。
工原は…大して知識の要求もされず、ちょっとした算数?数学?みたいな問題だと感じました。しかし、原価計算の第2問、問4からは意図を読み取るのに苦労しました。問6は無限等比級数の考え方を使って先に求めましたが、問4.5は2回も考え直すはめになりました。
かなりの高得点ですね。
1回目44点で、2回目80代ですか。素晴らしいですね。
>アウトプットがテキスト例題と過去問2回分だけだった
それで、この点数が取れるのは、問題演習から論点の本質をつかむ力が強いのでしょうね。
本質さえつかめれば、たったそれだけのアウトプットでも合格出来るってことですよね。参考になります。
CPAラーニングの日商簿記1級講座を利用して勉強しておりました。会計士は興味はあり、いずれは挑戦してみたいなと考えております。
原価計算のミスについて、以下とか以上という表現なら1円ズレた金額書かなかったと思います。
「内部振替価格を変動原価基準で行う場合、貢献利益が0でも内部振替行うから貢献利益0でも製造を行うのでは?」と考えてしまったのが原因です。振り返れば理解不足だったのかもしれません。