日商簿記1級合格のための学習法を全公開

私の学習法全公開

「先生は受験生のとき、どうやって勉強していましたか」「試験1週間前ってどうしてました?」など、受講生さんから多くのご質問を頂く。ここでは私の資格試験のための学習法を公開しよう。

資格系の試験は、情報処理1種(応用情報技術者試験)、AFP、簿記1級に合格している。簿記1級は2回受験したが、その他の試験はすべて一回で合格している。(情報処理2種、簿記2級などの下位級も一回で合格している。)多分、この学習法は、だいたいどの資格試験でも通用すると思う。

基本的な学習法

ステップ1(初学のとき)

まずは全体像をつかむようにする。何を学習するのか、分量はどれくらいか、論点同士のつながりはあるのか?自分の得意・不得意論点はどれか、そもそも好きになれそうか、など。

そのためには、まずテキストを1周することだ。理解はしなくていい。というか、どうせ無理だ。とにかく何をどれくらい学習するのか、概要を知れればいい。そのために1周する。そして、いきなり過去問を解いてみる。もちろん、できるわけがない。別に構わない。最終的には、こういう問題を解く、というゴールのイメージを持つことが大切だ。

言うなればゴールまでの全体マップを作る感じだ。ゴールまでの距離感はこれくらい、この辺に山がありそうだといった感じが分かれば十分だ。ちなみに、マップ作りは、学習スタート時だけではなく、学習途中でもたびたび確認しては修正する。地図は正確なら正確なほど有用だから。

ステップ2(通常学習期間)

普段の学習は、完全な理解中心型だ。といっても勘違いしないでほしい。勉強が好きだからではない。逆だ。むしろ怠け者だからだ。暗記はいかにも勉強という感じでつまらないイメージがある。それより、理解できちゃえば、あとは何とかなりそうだし、覚えてなくても現場対応できそうだ。理解型なのは、単純にそういう理由だ。

ただし、これは人によると思う。暗記の得意・不得意、苦痛と感じるかどうか、理解したときの快感などは、人によって異なると思う。だから、暗記中心型学習を否定するつもりはない。あくまでも私の場合の話。

基本的に、なんでも楽しくやりたいと思ってる。嫌なことを根性で乗り越えるのが苦手だ。勉強も仕事も楽しくやりたい。しかしそうは言っても、仕事だと避けられない場合もある。そういうときは、なんとか楽しく出来ないか工夫する。勉強も同じ。イヤイヤ暗記するくらいなら、なんとかして楽に暗記できないか、工夫する。それが結果として理解につながっている気がする。

以下、過去に頂いた質問への回答だ。

ノートはどんな感じですか?

「ノートはどんな感じで取りますか」という質問を頂いた。私はノートを取らない。テキストに直接書き込むから。情報が分散するのが嫌なのだ。マイテキスト見れば全て載っているという感じが好き。ちなみに色ペンは赤以外使わない。色々使うと逆にどこが重要だかパッと見で分からなくなりそうだからだ。でも、これは好みなので別に真似する必要はない。お好きにどうぞ。

予習と復習はどちらが大事ですか?

圧倒的に復習が大切だと思う。予習もするけど「どんなことをやるの?」をさらっと確認するくらいだ。
講義中は、あまりテキストを見たりノートに書き込んだりしない。ひたすら講師の話を聞く。ノートを取っていたりすると、講師の話が上の空になってしまいそうだからだ。
講義が終わって、いざ問題を解こうとすると、講義中は、理解したつもりだったのに、案外解けないものだ。問題が解けるようになって、ようやくその論点をクリアしたことになる。だから、何とか一人で問題が解けるようにがんばる。そのための復習の時間の方がもっとも大事だと思っている。

難しくて理解できなくても先に進んだ方がいいですか?

理解できない論点にぶつかったときは、切るか、とことん頑張るか、はっきりさせる。テキストにさらっとしか書いてない論点で、一読して理解できなければ切って先に進む。「この論点は大切」と書いてあるのに理解できない場合はとことん頑張る。

ステップ3(直前期)

だいたい本試験1カ月くらい前の時点で、理解までたどり着けなかった論点は切る。今の自分には無理だから仕方ない、とあきらめる。

いよいよ直前期。ラスト1カ月間は、淡々とスケジュールをこなす。基本的には過去問しかやらない。なお、完全に理解したと自信を持てた論点は、もうやらない。時間の無駄だから。

学習の中心は、理解があやふやな論点だ。仮に、答えが合っていても、モヤモヤしていたり、完全に納得していない場合は、腹落ちするまで追求する。そうしておかないと、違うパターンで出題されたら出来ないからだ。

なお、問題が解けなくても解説は読まない。それよりもテキストに戻る。それでも分からなければ基本書、質問掲示板を活用、といった感じだ。それでも分からなければあきらめるけど、たいていどこかで解決するものだ。直前期は、だいたいそんな感じ。あとはスケジュールを淡々とこなすだけ。前日までそのペースは崩さない。

それから、上記の勉強法とは別に、効率よく点数を取るための戦略(傾斜配点の傾向とか)、時間の使い方、ケアレスミス対策、など事前にできることは結構念入りに準備する。結局、試験なんて、最後はこういうところで合否が決まると思っているから。

効率よく点数を取るための戦略とは?

本試験で優先すべき問題かどうかは「点数÷掛かる時間」で決まる。いわゆるコスパだ。それが高い論点を落とさなければ必ず受かる。よって、過去問で、そういう問題を落とした時は、徹底して原因を探り対策を立てる。一方、難易度高め、時間が掛かりそうな論点は、最初から捨てる。

時間の使い方は?

これは、とても大切だ。この問題は、初見で何分くらい、2回目は何分くらいで解けた、いうのを全て記録しておいて「普段の自分なら、これくらいの問題は何分くらいで解ける」というのを感覚的に分かるようにしておく。本試験のときは、緊張もあるのでその2割増くらいの時間が掛かる。それを目安に、本番では、優先すべき問題、捨てる問題というのを決めている。

ケアレスミス対策は?

まず大前提として「ケアレスミスだから仕方がない」と自分を甘やかさないことだ。「ケアレスミスは、論点を理解していないのと同じくらい重大なミス」と認識することが肝要だ。あとは、繰り返すケアレスミスに共通の要因を見つけ出して、対策するしかない。単位をチェックをして印を付けるとか、使った数字には全て丸を付けるとか、そういった細かいことの積み重ねだ。

テキストの選び方

講座を受講している場合、テキストは決められている。しかし、私はそれ以外にも他社のテキストを購入する。受講しているテキストをメインに使用するが、それ以外にも辞書的に読むテキストや基本書を複数持つようにしている。一見するとお金が掛かるけど、ここはお金の掛け所。講座に比べれば書籍は断然安い。

理解できないときは、自分が悪いと思わずにテキストが悪いと思うようにしている。事実、メインテキストをいくら読んでも分からなかった論点が、テキストを変えた途端に理解できた、なんてことは頻繁にあるからだ。1つのテキストにしがみつくことはしない。

よく「テキストは浮気しないほうがいい」という意見も聞く。比較的難易度の低い試験ではそのとおりかもしれない。しかし1級レベルでは、同意できない。

人によっては、テキストを最後までこなせずに途中で目移りする人もいる。そういう人は、確かに脇目も振らずに1種類のテキストだけをやりこんだ方がいいかもしれない。しかし、そんなレベルでは1級はどのみち受からない。

1級レベルになると、1種類のテキストだけでは、どうしても理解できない論点が出てくる。それを暗記で乗り切るクセがついてしまうと、受からないと思う。やはり腹落ちすることが必要。そのためには、複数のテキストや基本書が必要だ。もちろんネットも有用。ASBJのサイトはブックマークしておこう。

なお、極論すれば、テキストも講義も最終的には過去問ができるようになるために存在していると思っている。過去問さえ出来れば受かるのだ。予想問題の著者でありながら、こんなことを言うのもなんだけど、予想問題は必要ないと思う。少なくとも私が受験生だったときは予想問題などやったことがない。過去問で、いっぱい、いっぱいだったから。

余談だけど、弁護士さんと話している最中「私も司法試験学習中には、予備校から勧められた予想問題は一切やりませんでした。過去問だけで十分です。これ、分かっていない受験生多いですよね」とのことで、やはり試験が変わってもこのあたりは変わらないんだなぁ、と思った次第。

スクールの選び方

どんなスクールを選んでも構わないと思う。それよりも、大切なことは「自分が主体性を持ってスクールを利用する」という思いを持っているかどうかだ。

受講生が100人いれば100通りの学び方がある。人によって、得意・不得意分野も異なるだろうし、飲み込みの速さも異なるだろう。どう学習すれば一番効果的か、自分のことは自分が一番詳しいはずだ。スクールは「分かったようなこと」は言えるけど、本当はあなたのことなんて何も分かっていない。スクールが提供できることは「合格するためには必要な論点はこれだ」と「こうやって考えると分かりやすい」くらいのものだ。それをどう咀嚼して自分のものにしていくかは、あなた次第だ。

スクールによっては、学習相談などと称して善意(?)のアドバイスをしてくれるだろう。しかし繰り返すが、あなたが今どのレベルにあるのか、どの程度の難易度が最適なのか、スケジュールはどうすべきか、なんて他人は分からない。一番分かっているのは自分自身だ。スクールが言えることは、せいぜい一般論だけ。そして、企業はあくまでも利潤追求も目的にしていることを忘れてはいけない。

スクールのアドバイスを真に受けて受講するのも結構だが、学習の主体性をスクールに握られた人はまず受からないと思う(高校生など未成年は別かもしれないが)。以上を前提として、スクール選びでアドバイスをするなら、次の3点だろう。

1.最新のカリキュラムに対応しているか

案外見落としやすいのが「カリキュラムなんてどのスクールでも同じだろう」という思い込みだ。カリキュラムは、スクールによって異なるものだ。カリキュラムを決めるのは講師。講師によっては、出題傾向の変化などに関係なく、何年間も同じカリキュラムや昔の問題を使い回す人もいる。そんなカリキュラムでは、到底合格できない。特に商会と異なり、工原は出題範囲が変わらないので、手を抜こうと思えばどこまでも抜ける。しかし、出題傾向と試験委員は変わるのだ。そこにきちんと対応しているかどうかは大切だ。

2.講師の評判は調べた方がいい

教え方も大切だ。これはしゃべりがうまいかどうかではなく、講師自身が本質を理解しているかどうかだ。私見も入るが、経営や会計関連実務についたことの無い人の講義はそれなりだ。正直、ご本人が本質を分かっていないと、聞いているこっちは、もっと分からない。結果、テキストをなぞるだけの講義になってしまう。多くの受講生は、理解できないのは自分のせいと思いがちだが、そうとも限らない。

スクールによっては、講師の質を一定に保つよう管理している所もある。常に講義レベルをチェックし、講師同士の勉強会を通じてレベルを一定に保っているのだ。名称は出さないが、大手の某スクールは、その一定の品質に定評がある。ずば抜けて面白い教え方をする講師もいないが、ハズレもない、という感じなのだろう。

また別の大手スクールは、比較的、講師が自由に講義をするのを許している。所定のカリキュラムはあるものの自由裁量部分が大きいのだ。この場合、講師によってばらつきが出る。アタリの講師に出会う可能性もあるが、イマイチな講師にあたる場合もあるということだ。しかし、講師がたくさんいるためリスク分散にはなっている。自分に合わないと思ったら変更できるからだ。

講師を選べないスクールは、慎重になるべきだ。その講師がハズレなら、どうにもならないからだ。もちろんアタリなら何の問題もない。

3.受講生サポートが充実しているか

当たり前だが、業務連絡が適切なタイミングで来る、誤植には迅速に対応する、質問には誠意を持って答えるなど、運営サポートがしっかりしているかどうかは大切だ。ここが甘いと学習の妨げになる。ただし、この部分は、事前にはなかなか分からないものだ。口コミなどで評判を調べるといいだろう。Yahoo知恵袋などはそれなりに参考になる。また、ちょっと裏技的だが、転職サイトが運営している企業のクチコミサイトは企業の内情が良くわかるので参考になる。

他に聞きたいことあればどうぞ

学習法やスクールの選び方、テキストの選び方など、聞きたいことあったら、自由にコメント欄に書いてほしい。正直に本音で答えるよ。


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日商簿記1級合格のための学習法を全公開” に対して1件のコメントがあります。

  1. まあか より:

    あと一週間になりました
    工原の苦手意識やっぱりあります
    何をして過ごせばいいでしょうか

    1. pro-boki より:

      まあかさんへ

      苦手は捨てて得意を伸ばしましょう。薄く広くは良くないです。それは学習初期にやることです。今の時期は、得意分野を完璧に仕上げるのがいいと思います。
      1つお勧めは、この論点(例えば設備投資)と決めたらそればかりを過去問から拾ってやってみることです。そうすると、本試験の難易度とか出題のされ方が見えてきます。予想問題を回すよりはるかに効果的でしょう。

      それから、ケアレスミスは致命的になります。普段の練習問題では、しないようなミスを本番ではしてしまうものです。ミスをおかすときの自分のクセを把握して、対策をとりましょう。
      例えば、上にも書きましたが、単位を見落とす、問題文の指示を見落とす、数値を見間違える、などです。

  2. きゃろる より:

    非常に参考になりました。
    ありがとうございます。
    ただ、この勉強方法は、先生がこのブログを立ち上げたときに
    一番最初に質問すべきでした・・・。
    さすがに試験1週間前ではどうにもなりません。
    落ちたら、これを参考にして、
    6月には絶対に受かるようにします。
    (でも、まだ1週間悪あがきしますけどね)

    1. pro-boki より:

      きゃろるさんへ

      「勉強をする」ことも大切ですが、「勉強の仕方を勉強する」ことも大切です。
      労力の1,2割を「勉強の仕方の勉強」にあてるだけで、飛躍的に点数が伸びたりします。

      来年の6月といえば7カ月もあります。とはいえ、結構あっという間に過ぎてしまうものです。計画を立てることが大事です。今の自分の実力がどのあたりにあるのか。ゴールまではどれくらい離れているのか、それを埋めるためには何をすべきなのか。単に勉強を頑張る、とかではなくて、そういう戦略的な視点でやることを決めて、あとは淡々とスケジュールをこなすと自動的に受かるという感じです。

      私はいつもそうやって試験に受かっています。ちなみに仕事もそうです。プロジェクトを決めたら、まずゴールをイメージします。そのためには、何をどうすればいいのか考えます。そして、予算を決めて、人員を配置して、教育して、あとは淡々とスケジュールをこなすのです。すると自動的に成功している感じです。もちろん、途中で何度も進捗状況を確認しながら微調整しますが。

      正直、ちょっと愚痴になりますが、こういうプロジェクトプランを立てられない人、時間にルーズな人、マネージメントが出来ない人って、ダメだなぁと思うわけです。そういう人が、管理職にいる会社って、未来ないよなぁと思うのです。

  3. maron より:

    こんばんは。

    8月くらいにこの勉強法をしていれば、、とは思いました。
    とても参考になり、今後勉強予定の税理士試験・公認会計士試験では先生の勉強方法を真似したいと思います。

    あと1週間きりましたが、論点を絞って勉強していきます。

    上のコメントにある仕事の話ですが、凄く分かります。
    今まで派遣で何社か仕事し、今の会社に正社員で今年入社しました。私が派遣で働いてきた会社は中小企業でしたが、管理職の人がきっちりしていたのでやりがいがありました。
    今の会社は、私は色々な仕事を任せて頂いているので日々忙しいですが内容的には問題ないです。しかしお局様達は、経理部にいるものの一般事務って感じで他の人達とずっと悪口言っていて、年齢も私の方が若いという事もあり虐められています。この事を管理職や役員に直してもらうように3ヶ月程前に言いましたが、何も動いてくれません。
    ちょっと話逸れましたが、管理職の人がきちんと部下の仕事量や状況を把握していないのは問題ありますし、言っても動かないのはどうなんだと思います。そんな人が管理職っていうのはこの会社はこれ以上成長ないな、と感じています。

    色々ストレスはありますが残り一週間頑張ります。そして2月の全経と6月の日商1級(今回は合格しないと思うので)に向けて勉強します。

    1. pro-boki より:

      maronさんへ

      >8月くらいにこの勉強法をしていれば、、とは思いました。

      勉強法は大事だと思います。きゃろるさんへの返信にも書きましたが、「勉強方法を勉強する」というのはとても効果的です。ここにはまだ書いていませんが、他にもいろいろあります。テキストを最後の章から前に向かって読み始めるとか、タイムアタックするとか、ぬいぐるみを使った勉強法とか・・・とにかく自分が快適に楽しく勉強できるように、環境を整える感じですね。

      実は、本試験が終わってから、学習法についてのシリーズものを書こうと思っていたのですが、リクエストがあったので、とりあえず書いてみました。

      本当は、個々人の進捗状況、各論点の理解具合、1週間に取れる時間、得意論点、不得意論点などにもとづいて、試験日までの学習プランを作成して、とにかくそれをキチンとこなす、というのがいいんです。プランは1週間〜1カ月ごとくらいに見直します。すると、あとゴールまで何をどれくらい頑張れば受かる!というのが見えてきます。それがまた、モチベーションにつながるのです。

      そういう個別学習プランの無料作成サービスとかやろうかなと思ったり思わなかったり・・・

      話は変わりますが、私は、最初に勤めた外資系で上司に恵まれ、とても優れたマネージメントを目の当たりにしました。そして私自身も部長職まで経験させてもらい、マネージメントの基本を叩き込まれました。当時の同期には、私と同様、独立起業した人もたくさんいます。みなさん現在も活躍されており、中には上場を果たした人もいます(インフォテリアという会社です)。みなさんに共通しているのは、マネージメントをしっかり叩き込まれているということです。逆に、どれだけ個々のスタッフが優秀でも、マネージメントが甘いと崩壊するという事例を、目の当たりにし、いち経営者と考えさせられました。精進せねばと思います。

      あと、maronさんの今の会社での仕事のやりづらさについて。
      もしかすると、的はずれなコメントになるかもしれませんが、ちょっと思う所を書いてみます。
      相手(上司)の立場を考えて動かざるを得ない状況を作るのはひとつあるかもしれません。
      上司にしてみれば「誰かと誰かがもめている」というのは、正直、面倒といえば面倒な事案です。まあ、大変なのも分かるけど、揉め事に首をツッコミたくない。仕事に支障が出ないなら、基本放置、という上司は多いはずです(本当はこれはとても良くない)。
      しかし、これが具体的に仕事に何らかの支障が出ているなら、全く話は別です。それを放置したら自分の管理能力も疑われます。ということは、具体的に何らかの仕事に支障が出ていますというレポートを淡々と上げるのです。口頭ではなく、ドキュメントにするとより強力です。そのさい、意図的に感情をあまりこめずに冷静に事実を記載します。上司側の立場で考えて、これを放置するのは、相当度胸がないとできません。多分、動くんじゃないかと思います。

    2. きゃろる より:

      >「勉強方法を勉強する」というのはとても効果的です。
      すごくよくわかります。
      簿記1級はただ出題範囲を暗記すればいいだろうって思っていたら、
      そんなに甘くはありませんでした・・・。

      >本当は、個々人の進捗状況、各論点の理解具合、1週間に取れる時間・・・
      ぜひやって頂きたいです。
      私、ずぼらでぐーたら人間の代表で先生の個別学習プランの被験者になります。
      私が受かったら誰でも受かると思うので、そうしたら自信を持って有料にしたらどうでしょうか?

      >最初に勤めた外資系で上司に恵まれ、とても優れたマネージメントを目の当たりにしました
      先生。それは運が良かったし、かなり恵まれていると思います。
      私もそういう人の下で働いてみたいです。
      今まで、派遣を含めいろいろな会社に勤め、また取引先や他の企業の方々とたくさんお会いしましたが、一度も優れたマネージメント力を持つ人物だと思った人に会ったことがありません。
      (海外の人で優れたマネージメント力を持つ人に何人かお会いしましたが、日本人ではいません。)
      上場していて、色々と話題になるすごい人といわれている社長にお会いしたことがありますが、(親会社の社長=私のいた子会社の社長)実際は違いましたね。
      今まで勤めた所は、どこも典型的な古い体質の日本企業で、社員同士が家族のような存在でなーなーな関係で、プロジェクトプランは大雑把、予定通りにことが進まない。
      どうにかなるでしょ的で、うまくいかなかった場合、傷のなめあいで反省はしない。
      それを指摘したところで、どうにもならない。みたいな会社ばかりでした。
      それらの会社がどうなったかって?ほぼ倒産したり、私のいた事業所がなくなったりしました。
      あとワンマン経営で、すぐに社員をクビにする会社もありました。
      部署のマネージャーが1年で5人も代わった時(全員会長の独断で1~3ヶ月でクビになりました)に、退職を考えました。
      その会社の平均在勤期間は半年で、就職斡旋会社や派遣会社にも不評で「あの会社にいたの?うちはもう手を引いたよ」ってよく言われました。
      なので、別に講師がたくさん辞めていく話を聞いても、別に珍しくなかったです。
      私の運が悪かっただけなのかな???

      >maronさん
      はじめまして。アラフォーのきゃろるです。maronさんの今の会社での仕事のやりづらさについて、私から女性ならではの視点でアドバイスできたらいいなと思い、この場をお借りしました。
      私は派遣とか正社員でいろいろな企業で働いたこがありまして、ほぼどこにでも嫌われ者の御局様がいました。
      maronさんがどのような虐めをうけているのかわかりませんし、相手にもよるので、あまり良いアドバイスではないかもしれませんが、参考になれば幸いです。
      まず、何故そのお局様が若い子をいじめたくなるのか理由を考えてみるといいですよ。
      例えば女性は若さが武器になります。いわゆるエイジハラスメントですね。
      若い子に自分の居場所をとられるの、つまり会社から不要とされることに危機感を抱いています。
      だから若い子の欠点を探して、蹴落としたくなる人もいるんです。
      さらに年を取ると上司が年下になったり、お局っていわれたり、邪険に扱われることが多くなり、卑屈になり、余計若さが妬ましくなったりします。
      Maronさんのお局様は何に危機感を抱いているんですかね?
      私は今まで、毎日泣かされている新入社員の女の子(彼女は私が盾になり助けることができました)とか、精神科送りにされた人(私が入社した翌日に会社に来なくなりました)を見てきました。両方とも全く別の会社で上司よりも女性の方が強く、上司は何も言い返せない状態でした。
      ですが私はどの御局様からも気に入られていました。今でも年賀状のやりとりをしています。
      私がしてきたお局様対策は、お局様を特別扱いすることです。
      旅行に行ったら、お土産を人数分より多く買ってきて「あまったからどうぞ。」ってこっそり余計にあげるんです。明らかに特別(内緒)ですよ。みたいな感じで。
      あとは、変わったお菓子とか期間限定品のお菓子とかがあったら、「味見してみませんか?」って言って女性にだけ、おすそ分けをするんです。
      味の良し悪しは問いません。まずかったらまずかったで、それを話題にするんです。
      (この手は男性が社内の女性陣と仲良くするのにも有効ですよ。
       ただ、特定の人だけにすると、逆にみんなから嫌われるので要注意です)
      あとは、頂いたお歳暮をみんなに配ることがあれば、まずお局様とその取り巻きのところに持って行く。自分は最後に取る。余ったら上司に余りは女性だけで頂いていいですか?と聞いて、上司のお墨付きもらってから、真っ先にお局様とその取り巻きのところに持って行く。
      その時に、「余ったので上司に女性たちで分けていいいと許可をもらった」という旨を伝えることが重要。勝手にやると、あんた何様~って、逆に嫌われる。(めんどいね~)
      でもそうやってひそかに貸しをたくさん作り特別扱いして、お局様を立てて気分よくさせて、私はあなたの味方ですアピールをひそかにするんです。
      これが誰にでも有効ってわけではないので、maronさんが無理して実践する必要はありませんよ。
      って、アドバイスになってないですね。すみません。参考ぐらいにはなったかな?

    3. きゃろる より:

      あ~非常に長かった。
      ごめんなさい。

    4. maron より:

      きゃろるさん、こんばんは。

      アドバイス有難うございます。

      確かに、女性は妬みなどで苛めにあうの多いですよね。。

      思い返してみれば、4月に中途入社し、簿記の資格がある事・経験・
      1級勉強しているなどの理由で、入ってすぐに上司から色々専門的な仕事(決算など)を任せてもらったり
      打ち合わせ等に頻繁に出ているというのが事の発端の様に思います。
      (お局様は、簡単な会計ソフト入力や来客応対などの仕事なので・・)

      そして、私の悪かったところだなと思うのは、仕事は仕事プライベートはプライベートという
      風に線引きをしていたので、きゃろるさんの言う様にお局様を立てるということをしていませんでした。これが原因のように思います。

      今の会社のお局様はかまってほしいという方ですので、特別扱いなどの方法は有効だと思います。

      とても参考になり、早速明日から実践します!
      うつ病の薬を増量してかろうじて出社しいている状況ですが、若いやつはやっぱりあかんなー
      とか思われたくないので、お局様の懐にうまく入っていけるように頑張ります。
      辛い経験も時が経てばいい経験になりますし、今後の自分の成長にとっていいと思いますので
      逆にこういう状況も楽しめるように精神面を鍛えます。

      本当に有難うございます。

    5. maron より:

      テキストの最後の章から勉強するというのは、始めて聞いたのでびっくりしました。
      確かに快適かつ楽しく勉強することは大事ですね。ここ最近の自分を振り返るとどちらも
      できていないです。。

      是非!個別の学習プランサービスお願いします。
      無料でなくても有料でも申し込みます!
      自分では、モチベーション持続が難しいですし、計画表立ててもこれでいいのかと
      不安になります。

      仕事の件ですが、上司からすると面倒なことだと思います。
      特に女性同士だと余計に・・・。でも、仕事に支障はとても出ています。(脱力感・疲労・頭痛など)
      あと、お局様と上司が異様に仲が良いのもネックなところです^_^;
      精神病になり、会社のストレスチェックでも抑うつ状態やその他諸々の診断でましたので
      これからどうなるかな、って思ってます。自分自身にも問題はあるとおもいますので、
      その点も考えて、アドバイス頂いた様に、冷静にレポートを書きだして様子見てみます。
      プライベートの事なのに、アドバイスして下さり有難うございます。

      あと、ぬいぐるみ勉強法がとても気になりました。。

    6. きゃろる より:

      maronさん こんばんは。
      余計なお世話かなとは思ったんだけど、ほっておけなかったんだよね。

      アドバイスが少しは参考になってよかった。
      でもね、無理しないでね。
      少しづつでいいのよ。
      上手くいかなくても自分を責めないでね。
      一人で抱え込まないでね。

      日曜日の試験頑張ろうね。

      >富久田先生

      ぬいぐるみ勉強法って、ぬいぐるみに向かって授業をすることではないですか?
      以前、ロザン宇治原(インテリ芸能人)が京大合格勉強法として、
      人に説明するのが一番覚える。(アウトプット法)
      だから、エアー授業を何も見ずにするのがいいと以前言っていたのを思い出しました。
      エアーではなく、ぬいぐるみを相手に授業するのかなと思いました。
      いかがでしょう?

    7. maron より:

      きゃろるさん、こんにちは。

      コメントを読み泣きそうになりました。
      自分を責めて、自分自身を追い詰めてしまっていました。
      きゃろるさんの仰るように、少しずつ前を向いて接していこうと思います。
      心が少し軽くなりました。
      有難うございます。

      ぬいぐるみ勉強法は、ぬいぐるみに向かって授業するって事なんですね。ロザン宇治原さんも言ってる事は効果ありそうですね。
      気恥ずかしいですが、ちょっとやってみようと思います。

      日曜日の試験、全力で頑張っていきます!
      きゃろるさんも体壊さないように頑張ってくださいね。

  4. 長屋 より:

    はじめまして
    NSで速習コースを受講していました。工原がすとんと納得できないところがあり,富久田先生の経験者コースを受講しようと楽しみにしていたので,NSを離れられたのは,残念です。
    おすすめのテキスト(テクニックだけでなく考え方が書いてあるテキスト)とスクール(テキストのみでは伝えきれない,時間内で解答するためのポイントを教えてくれるスクール(又は講師))についてアドバイスいただけると助かります。
    よろしくお願いいたします。

    1. pro-boki より:

      長屋さんへ

      はじめまして。こんにちは。

      >NSで速習コースを受講していました。工原がすとんと納得できないところがあり

      こちらの質問掲示板でお答えしますよ。なんでもどうぞ。

      >おすすめのテキスト(テクニックだけでなく考え方が書いてあるテキスト)

      手前味噌になりますが、日商簿記1級工原に限って言えば、私の書いたテキストがもっとも「考え方」が書かれたテキストだと思います。私は、1級工原に限っては、T社とN社の全テキストを読んでいます。そのうえで、これでは受験生にとって辛いだろう、理解出来ないだろう、と思い、それなら自分で執筆しようと思ったのです。

      そこで、気合を入れて考え方をじっくり書いた原稿を渡したのですが、書籍としては量が多すぎるということで削られました。つまり、”考え方”を書くと、ものすごく分量が増えてしまうのです。すると書店で売れないし、受講生が離れていってしまう事実があります。それでテキストはあまり考え方が書かれていないのです。

      ただ、それにしても、日商簿記1級受験用のテキストに限れば私の書籍がもっとも考え方重視です。それ以上を求めるなら、岡本清先生の「原価計算」です。ただ、そこまでいくとオーバースペックの気がします。そして、考え方は書かれていますが、内容は決して簡単ではありません。それを読み解くにはそれ相応の力量が必要です。

      >スクール(テキストのみでは伝えきれない,時間内で解答するためのポイントを教えてくれるスクール又は講師)

      NS社以外のスクールを知らないので、ごめんなさい、これはご紹介できません。ただ、講師は、本当に力量に差があります。大きいのはスクールの差というより講師の差です。そして理解できるか否かは、講師次第という側面はあります。ですので慎重に選ばれると良いと思います。
      なお、簿記1級ではないのですが、この人はすごいと思った講師が1人います。その方はLECの池邉先生という方です。ただし、公認会計士の上級クラスしか受け持たれていないので日商簿記1級受験のために受講するのはちょっと無理があると思います。

    2. 長屋 より:

      早速の回答どうもありがとうございます。

      今後,いろいろ質問させていただきたいと思います。

      工原は,先生が書いたテキストを,せっかく持っているので,きっちり読んでみようと思います。
      本を買うのが好きなので,岡本先生の原価計算も買ってみようと思います。

      商会はおすすめあるでしょうか。

  5. 熱男 より:

    富久田先生

    こん○○は。

    >> そこで、気合を入れて考え方をじっくり書いた原稿を
    >> 渡したのですが、書籍としては量が多すぎると
    >> いうことで削られました。つまり、”考え方”を書くと、
    >> ものすごく分量が増えてしまうのです。すると書店で
    >> 売れないし、受講生が離れていってしまう事実があります。
    >> それでテキストはあまり考え方が書かれていないのです。

    残念です。

    テキストが難しいのであれば、解説本という形で
    実現していただければなぁと勝手に思ったりしています。

    Am○z○nのKDPとかいかがですか?

    1. pro-boki より:

      いま、簿記書籍って大きいと、まるで売れないんですよ。B5判型(TACの合テキの大きさ)はまるで売れない。書店で売れるのはA5判型(スッキリの大きさ)ばかりです。まあ、講座で使う教材の場合は、B5判型でも問題無いのですが、書店売りが全然ダメなのです。そして、厚い本も売れないんですよ。しかもイラストが少ない本も売れないんです。
      すると必然的に、内容のライトな本ばかりになるのです。当然それじゃあ独学者は理解も出来ないし、受からない。そしたら講座受けてくださいね、というのがスクールの一般的な流れです。
      逆に、本質と考え方をしっかり書いた本を出そうとしても、そもそも書けるライターが極端に少ないし、出せたとしても売れないし、仮に売れたら売れたで講座収益が減るので、まあ、どうころんでもスクールはそういう本は出さないですよね。そういうねじれた業界を変革したいという思いはありますね。将来的にね。

      >Am○z○nのKDPとかいかがですか?
      全く伏せ字になってないのが面白いですね。
      んー、なんというか、まさにそれを今、ブログで展開している感じですね。
      確かにKDPもありますよね。でも、やっぱり紙の本で出したいですね。テキストって書き込んでナンボでしょ。
      知り合いの出版社もあるので、いずれ考えたいですね。

  6. Y より:

    初めまして。
    今年の9月に独学で簿記の勉強を始め11月の試験に受かっていたので6月の1級に向け勉強をしている者です。

    どこかの記事で先生がタックのテキストを3種類持っていると拝見したのでテキストの事、勉強方法、問題集の事を質問したく書き込ませていただきました。
    よろしくお願いします。

    まずタックのテキストの事で質問です。
    テキストを買う際①合格テキスト②簿記の教科書③スッキリシリーズ、で迷ったのですが3級2級を③のスッキリで勉強していたので③を選びました。
    買う際8冊全て最初に購入してしまったのでテキストを変える気などはないのですが、スッキリシリーズは分かりやすいが内容が少ない、試験範囲を網羅していないとの事で少し不安を感じます。

    大雑把な質問になってしまいすみません。
    この内容が少ないとは①.②と比べ説明が少ない、そもそもテキストに書いてない事がある、問題集とテキストが一緒で①.②は別冊のため比べると問題数が不足している、など具体的にはどの様な事なのでしょうか?
    それとも重要な事はスッキリにも載ってるから合格を目指すだけなら気にする事はないという感じでしょうか?

    2つ目の質問は勉強の進め方について質問です。

    2級の時は商業簿記のテキストとテキストについている問題を2周ずつ→簿記の勉強はアウトプットが大事との事で、工業簿記に進まず過去問題集の商業簿記の範囲を1周してから工業簿記を始めました。

    1級も同じ方法でやろうと思ったのですが工業は工業簿記.原価計算、商業は商業簿記.会計学に分かれているので…
    ①先に過去問題集の工業簿記の問題だけを一周し、原価計算に進む。
    ②原価計算まで勉強を進め、工業簿記.原価計算一緒に過去問にとりかかる。
    のどちらかで迷っています。
    「こっちの方が勉強した内容が定着するよ、効率がいいよ」などありましたらアドバイスをお願い致します。

    最後に問題集の質問です。
    つい先日、スッキリわかるの2冊目まで終わったので年明け頃に過去問を買いに行こうと思っているのですが、解説少ないと理解出来ない事がたくさんあると思うので解説が多い問題集を探しています。

    今の所タックの①合格するための過去問題集と②ネットスクール出版の過去問題集(講師の下書きがのっている事に惹かれてます)で迷っています。
    先生のオススメの問題集があればお聞きしたいです。

    長文になってしまいすみません。
    お返事の方宜しくお願い致します。

    1. pro-boki より:

      >今年の9月に独学で簿記の勉強を始め11月の試験に受かっていたので6月の1級に向け勉強をしている者です。

      合格おめでとうございます。今回の試験(2級ですよね?)に2カ月間の独学で受かったのは素晴らしいですね。地頭の良さを感じます。

      ■テキストについて
      >スッキリシリーズは分かりやすいが内容が少ない、試験範囲を網羅していないとの事で少し不安を感じます。

      昔(10年くらい前)は、①合格テキストの網羅性が高く、③スッキリは網羅性が低いみたいに言われてきましたが、現在は、大差ないと思います。
      まず前提として知って頂きたいのですが、テキストが1級の試験範囲をすべてを網羅するのは、そもそも無理です。会計の全てが範囲ですからきりがない。どのテキストもだいたい90%〜95%くらいの網羅性だと思います。各テキストの差はその程度です。

      各テキストの違いは、テイストの違いです。
      ①合格テキストは、非常に硬い。講義ありきのテキストです。独学でこれを選ぶと挫折する可能性もあるでしょう。
      ②簿記の教科書は、とにかく至って普通のテイストです。固くもなく柔らかくもなく。くどいわけでもなくシンプル過ぎるわけでもない。量も多すぎず、少なすぎず。ただ、解説は少ないなと感じました。「もやもやが消える」をコンセプトにされているようですが、「なぜ、そうするのか」が初学者が理解できる言葉で書かれていないので、余計もやもやすると思います。むしろスッキリの方が解説が多いような・・・個人的感想ですが。
      ③スッキリは、簿記の教科書よりも柔らかいですね。読みやすいです。あと、単元を細かく切っているので、流れの面からすると今ひとつかな、と思う時もあります。しかし、言い方を換えれば、論点のポイントと結論がきれいにまとまっているので、講座などで、1周したあとの論点理解チェックに使うのに良いと思います。

      ただ、1つ言えることは、これらテキスト、どれ使っても大差ないです。なぜならば、これらテキストをすべて読んで問題集を全問解けるようになっても、それだけでは受からないからです。
      2級は、テキストや問題集と同じような問題が本試験で出ますから、テキストと問題集の2冊と過去問を仕上げればまず90点近くは取れるはずです。

      しかし、1級は、テキストと問題集を全て(合テキなら12冊、スッキリなら8冊)をやって、ようやくウォーミングアップが終わったくらいの感じです。そこから、過去問レベルが初見で解けるようになるまでの差が結構大きいのです。

      この差を「暗記で埋めよう、努力で埋めよう」とするとハマります。5回、10回と受験歴を重ね、ずっと60点台という人が多数います。結局は、暗記ではなく、本質をつかんで、応用が効くレベル、ヒネられても現場対応出来るレベルまで仕上げないと受かりません。そのためには、テキストを全て終わらせたあとの問題演習の量と質が合否を分けると言えます。

      ■勉強の進め方について
      ①先に過去問題集の工業簿記の問題だけを一周し、原価計算に進む。
      ②原価計算まで勉強を進め、工業簿記.原価計算一緒に過去問にとりかかる。

      まず、①についてですが、まだテキストは1周していないのですよね?その状態で、過去問1周は厳しいと思います。解けるのなら、それがいいと思いますが、難易度が高いと思います。

      インプットレベルなら②がいいです。とりあえず、全部をざっと見てしまう。テキストの簡易な設例くらいは出来るレベルくらいにはなっておく。そして、そのあと、アウトプットレベルになったら、1つの論点を集中的にやったほうがいいです。工簿とか原計というレベルじゃなくて、標準原価計算だけとか、設備投資意思決定だけ、みたいな感じです。その方が定着します。

      ■問題集について
      ここでの問題集とは過去問のことですよね。
      まず、スッキリについている問題だけでは、足りないので、問題集だけでも追加購入してもいいかもしれません。全部じゃなくてもいいです。過去問やってみて、弱いなと、思うところだけでいいです。

      さて、過去問ですが、TAC社、NS社どちらでも構いません。ただ、TAC社は、答案用紙以外は製本されています。NS社は答案用紙と問題部分が外れてバラバラになります。どちらがいいかは好みでしょう。私の場合ですが、最初、解く時は、外れた方が使いやすくていいと感じました。しかし、繰り返し使っているうちに、バラバラだと邪魔くさいし、必要な論点がすぐに見つからなくてイライラしました。繰り返し使うなら製本されている方が便利に思います。なお、解説のクオリティはどちらも変わらないと思います。

      あと、講師の下書きは、ん・・・どうなんでしょう。まあ、あって邪魔になるものではないので、いいとは思います。でも、多分、使わないと思います。それほど意味のある内容ではないので。手書きなので雰囲気が出ているっていうだけで、普通の解説と変わりませんから。

  7. いちきろう より:

    1点目:1級を合格のために独学しようと思います。なぜかというと、最終的な目標が合格ではなく「使えるようになる」ことだからです。合格は通過点でしかありません。使えるようになるためには自分で考えることや、試行錯誤が必須だと考えます。講座を受けると重要論点やコツなど教えてもらえるかもしれませんが、やもすると「そうだからそう」レベルの暗記や「こう言われたから」と言った受け身になると思います。講師のレベルが低かったりしたら、再度さまざまな本読んで自分で理解するまでやるわけなので、二度手間かとも思います。個人的に毎年2,000人くらいの1級合格者で会計士、税理士受験生でなく経営者でも勤め人でもないひとで簿記を人に教えるのに優れた教師がどれだけいるのかとも思います。

    余談ですが、もともと勉強ができなかったというわけでもないのですが、ひたすら学校授業がつまらなく、テストはできるけど本質は理解しない状況がありました。私が寝てても先生は教科書なぞるだけだし、あとから読めば済むことなのです。
    どちらかというと自分で本を読み、「なんでこうなるのか」と問うことが好きになってからさまざまな勉強が面白くなりました。

    予定としては年明けから2級の復習を始め、おそらく2月試験はうけないので(転職の関係でおそらく受けられない)6月試験で90点以上とれたら1級にいきます。

    今年はこちらのブログに出会うことができ、先生にコメントをいただいて励みになりました。ありがとうございました。
    来年もよろしくお願いします。

    1. pro-boki より:

      >1級を合格のために独学しようと思います。なぜかというと、最終的な目標が合格ではなく「使えるようになる」ことだからです。合格は通過点でしかありません。

      おおむね同意です。ただ、では、独学で1級に受かるか、と言えば、それはとても難しいかもしれません。なぜなら、独学で入手できる1級の情報が少なすぎるからです。

      >講座を受けると重要論点やコツなど教えてもらえるかもしれませんが、やもすると「そうだからそう」レベルの暗記や「こう言われたから」と言った受け身になると思います。

      確かにそういった面はあります。しかし、1級になると「重要論点やコツ」などを教えてもらう前に「そもそもこの会計処理はどういう意味?」を理解するのが難しいという面があります。

      例えば、デリバティブ、ヘッジ会計、SPC、など、一般の方にとっては、その取引の意味自体が不明という論点がたくさん出てきます。先物取引などの経験があればイメージできるのですが、そういった経験が無いと、そもそもデリバティブって何?とそこでつまずきます。これをテキスト独学だけで習得するのは結構大変です。
      こういった取引イメージというのは、誰かに「要するに、こういうことだよ」と説明してもらえば「なんだそんなことか」と数分で分かったりします。そういう意味で、スクールにも価値はあると思います。ですから1周目は、人に教わってしまった方が圧倒的に効率がいいと思います。テキスト独学は時間が掛かりすぎます。

      ただし、ある程度意味が分かったあとの2周目以降の学習、つまり、論点を腹落ちさせて、本試験でも対応できるだけの力を付ける、という段階になったら自分で試行錯誤して頑張らないことにはどうしょうもありません。この段階で、楽な方法を求めたり、スクールに依存しちゃうと、いつまでも受からないと思います。

      >予定としては年明けから2級の復習を始め、おそらく2月試験はうけないので(転職の関係でおそらく受けられない)6月試験で90点以上とれたら1級にいきます。

      実は、2級と1級とで、もっとも大きく変わるのが「理論的背景を学ぶ」という点です。2級は、なぜそうやるかを知らなくても、そうやるもんだからそうやるんだ、という学習で受かってしまいます。分量が少ないので、それで十分です。
      これが1級に行くと、理論的背景を学習します。実はこれとても大事です。今まで自分がやってきた会計処理は、こういう意味があったのか、というのが分かって面白いです。そして、頭に深く刻まれます。

      で、何が言いたいかというと、いちきろうさんは、もう1級の勉強を始めてもいいんじゃないかということです。いや、気持ちは分かるんですよ、2級をしっかりマスターして、土台を作ってから次に行きたいという気持ちは。私もそういうタイプですから。完璧主義者ですし。
      でも、それを分かった上で、いちきろうさんには、1級の学習をオススメします。直前まで(5月くらいまで)1級だけ学習して、ラスト1カ月で2級の過去問を回せば、満点近くで受かることでしょう。

      2級を暗記で学習して70点台で受かった人が、1級に進んでしまうと、ひどいことになります。こういう人に1級は進めないのですが・・・。いちきろうさんは1級を学習すると2級との相乗効果が期待できるタイプの方だと思います。

    2. いちきろう より:

      ありがとうございます。
      独学は情報が少ないということはわかりました。
      ただ、先生の言われる「まずテキスト一周」や「腹落ちまで理解」というやり方がスクールのカリキュラムこなしながらできるイメージができず、独学をイメージしやすかったので、より独学でやろうかとも思いました。NSの『合格するための学校』12冊と桜井先生の『財務会計講義』、そして岡本先生の『原価計算』を揃えればいいかと思ったのですが…
      もし冨久田先生が有料サービスはじめられたら是非参加したい気持ちもあります。
      先生の言われる「5月まで1級をやり」はスクールを指してますでしょうか?

    3. pro-boki より:

      >「まずテキスト一周」

      これが結構大変なんですよね。テキスト独学だと、取引のイメージが湧かずに、つまずくことがあるからです。ここをどう乗り切るかですね。スクールだと、受講生のレベルに応じて噛み砕いて説明してくれるので、この点で落ちこぼれる心配はあまりないと思います。

      >「腹落ちまで理解」

      ここは、受講生自身が試行錯誤して頑張らないと、どうにもならないところですね。スクールに通っていると、つい、講師に頼ってしまう。自分で考えるよりも講師に解説してもらったほうが楽ですからね。でも、それでは「分かった気になる」だけで試験に合格する力が付きません。
      そういう意味では、この段階まで来たなら、しっかりしたカリキュラムを組んで、質問に答えてもらえる体制を確保すれば、独学でも大丈夫だと思います。

      >もし冨久田先生が有料サービスはじめられたら是非参加したい気持ちもあります。

      すみません、インプット講義は、有料・無料、問わず現状では予定していません。経験者向けのコースは、2017年6月1級合格目標として現在すでにスタートしており、2017年11月向けコースも実施する予定です。募集時期が近づきましたら、ブログでご案内します。

      >先生の言われる「5月まで1級をやり」はスクールを指してますでしょうか?

      いえいえ独学をイメージしています。いちきろうさんなら、独学でも結構行けるんじゃないかなと(ちょっと無責任ですが)思っているからです。まあ、スクールに通ってしまえば手っ取り早いし確実なんですけどね。高額ですからね。10万円前後はしますし。
      ですので、とりあえず、独学で1級のテキストを読んでみて、分からない箇所があったら、このブログで質問、というのでもいいんじゃないかな、と思います。で、どうにも進まない、となったらスクールを検討しても遅くないと思います。
      独学、スクール、どちらでもいいですが、とにかく1級を5月まで勉強して、ラスト1カ月だけ2級の過去問を回すだけでも十分受かります。というか多分満点近くで受かります。

    4. いちきろう より:

      さまざまアドバイスをいただきありがとうございます。『財務会計講義14版』と以前紹介していただた『会計のことが面白いほどわかる本 基本の基本編』が手に入りましたので、あとはテキスト、問題集をそろえたら勉強していきます。
      わからないところなどお世話になることもあるかもしれませんが、よろしくお願いします。

  8. Y より:

    お返事ありがとうございます。

    受かっていたのは3級と2級です。ですが3級.71時間、2級.212時間と勉強時間は平均なので決して地頭が良いわけではないのです…。

    ・各テキストの詳しい説明ありがとうございます。
    先生の言葉で[過去問レベルが初見で解けるようになるまでの差が結構大きい]という問題は残りますが、試験範囲を網羅していない.①合格テキスト②簿記の教科書と比べて内容が少ない.他のシリーズのテキストも買ったほうが良いのかな?という自分がいだいていた不安は無くなりました。

    スッキリわかるは[単元を細かく切っているので、流れの面からすると今ひとつかな]との事なので、この単元はどこに繋がるのか?も意識しながらこのテキストで勉強を続けていきたいと思います。

    ・勉強の進め方の件なのですが自分の説明不足でした。すみません。

    自分の今の状況がスッキリわかるテキストの1冊目.2冊目を各2周ずつした段階です。(テキストの1.2冊目が工業簿記の範囲、3.4冊目が原価計算の範囲なのだと勝手に解釈をしています。この解釈が違っていたらすみません。)なので2冊目まで終わった今の状況なら工業簿記の問題を完璧に解けないまでも問われてる内容は分かるのではないか?と思い下記の質問をさせて頂きました。

    ①先に過去問題集の工業簿記の問題だけを一周し、3.4冊目の原価計算に進む。
    ②3.4冊目の原価計算まで勉強を進め、工業簿記.原価計算一緒に過去問にとりかかる。
    のどちらかで迷っています。

    自分の今の状況ならどちらの方法がオススメでしょうか?

    ・問題集について
    TAC社.NS社どちらの解説もクオリティーが変わらないとの事なので、使っているテキストと同じTAC社の過去問を購入しようと思います。
    講師の下書きは先生の言うとおりそれほどプラスにはならないかもしれない事に気づきました。

    ここ数日先生のサイトを見て勉強させて頂きました。(拝見したのは日商簿記1級のための2級工業簿記.実践!本当に力のつく標準原価計算講義.連産品.簿記こぼれ話あれやこれやです)テキストでしか勉強していない自分にとって先生の説明は大変わかりやすく凄く勉強になります。ありがとうございます。

    ここで質問があるのですが[噛み砕けば簡単!原価計算基準]について2万文字位あるとの事で少し怖気づいているのですが…全部読みたいなと思っております。
    読むタイミングについて質問なのですが
    ①テキスト3.4冊目の原価計算が終わってから読むのと
    ②原価計算に進む前に読む
    どちらがより理解出来るでしょうか?

    また長文になってしまいすみません。
    お返事の方宜しくお願い致します。

    1. pro-boki より:

      >自分の今の状況がスッキリわかるテキストの1冊目.2冊目を各2周ずつした段階です。(テキストの1.2冊目が工業簿記の範囲、3.4冊目が原価計算の範囲なのだと勝手に解釈をしています。この解釈が違っていたらすみません。)

      なるほど。理解しました。

      >①先に過去問題集の工業簿記の問題だけを一周し、3.4冊目の原価計算に進む。
      >②3.4冊目の原価計算まで勉強を進め、工業簿記.原価計算一緒に過去問にとりかかる。

      ②がいいと思います。
      まずは、テキストレベルなら、早い段階で原価計算までは1周してしまいましょう。そして、工原の全体のボリューム感をつかみましょう。
      そのうえで自分は、どこが得意で、どこが苦手か、そこをマスターするのにどれくらいの時間を割くべきかを検討し、次に何をすべきかを考えるのがいいでしょう。また、工簿と原計にまたがる論点もあるので(標準原価計算、連産品、直接原価計算など)そういう意味でも、原計まで通しで学習してしまう方がいいと思います。

      ただ、そうは言っても、試しに過去問を解いてみるのも面白いかもしれません。多分苦戦するでしょうけど、折れない気持ちを持っているなら、やってみるのもいいと思います。(←無責任な)

      >ここで質問があるのですが[噛み砕けば簡単!原価計算基準]について2万文字位あるとの事で少し怖気づいているのですが…全部読みたいなと思っております。読むタイミングについて質問なのですが

      ①テキスト3.4冊目の原価計算が終わってから読むのと
      ②原価計算に進む前に読む

      基準を通しで読むのは、最後の最後でいいです。
      上記で言えば①でも②でもなく、ラスト1カ月前に読むことをおすすめします。

      ただし、工業簿記を学習していくなかで、ちょいちょい、確認のために基準を読むことは、おすすめです。通しで読むのではなくて、自分が学習している計算処理の根拠は、基準ではどう書かれているのかを、確認する、という感じです。例えば、連産品を学習したら、29章だけを読んでみる、個別原価計算で仕損費を学習したら35章だけを読んで見る、という感じです。

  9. Y より:

    お返事ありがとうございます。

    TAC社の過去問を買い、テキスト問題とのレベルの違い.どんな問題が出るのだろう?と非常に気になったので先に工業簿記だけ過去問1周(14回分)しました。
    140回の本社工場会計は心が折れる寸前まで追い込まれました…。
    苦手な所(特に費目別計算.理論問題は点数が取れなかったです。)理解が足りない所も大まかにですが把握出来たので、先生の言葉で[テキストレベルなら、早い段階で原価計算までは1周してしまいましょう。]のため3.4冊目の原価計算に進みたいと思います。

    [噛み砕けば簡単!原価計算基準]は先生のアドバイス通り、通して読むのは最後の方にさせていただきます。

    色々な質問にお答えいただき有難うございました。

    1. pro-boki より:

      おお。過去問1周したんですね。14回分ってことは、125回くらいからですかね。
      いや、素晴らしい。お世辞ではなく素晴らしい。大変だったでしょ?
      過去問でもOKですので、疑問点あったら遠慮なく質問してくださいね。

  10. Y より:

    先生のブログにいつもお世話になっています。ありがとうございます。原価計算を勉強して分からない点や気になる事があったので勉強の進め方と一緒に質問をさせて頂きます。長文になり申し訳ないのですがよろしくお願いいたします。

    ●最終年度に計上する必要がない費用についてです。

    過去問140回、設備投資の問題です。定期メンテナスコスト(2年に1回費用計上)が問題に出てきたのですが…問題文に[最終年度には計上しない]などの指示も無かったので安易に最終年度にも計上してしまい後々の問題にもひびき、かなり大きな失点に繋がってしまいました。

    上記の定期メンテナスコストのような最終年度には計上する必要がない費用で「他にもこれがあるよ。こうゆう様な費用は最終年度計上する必要ないよ。」などご存知でしたらご教授お願いいたします。

    ●支払利息を考慮するのか・しないのか?についてです。

    過去問144回、問4の売上高税引後純利益率を計算しなさいという問題です。税引後純利益を算定する時、借入による資金調達の支払利息を考慮するか・しないかの違いで過去問の解答には2.8%と書いてあり大手会社の速報には3.6%と書いてありました。

    過去問の解説には[税引後純利益が会計上のものであるか、プロジェクト・キャッシュ・フローにもとづくものであるかが判然としないが、以下では会計上の純利益を示唆するものとして解説する。]とあり、すぐ後に参考として解答3.6%の解説もあります。

    税引後純利益を算定するとき自分は支払利息の事など微塵も思い浮かばなかったので気をつける事、借入による資金調達をしてる時になんの○○率を問われたら支払利息を考慮しなきゃいけないのか把握しなければ、と思ったのですが過去問の解説が、ここではこう説明するがどっちが正解だったか分からないよ(通常ファイナンシャル・キャッシュ・フローは考慮しないから3.6%の方が正解かも)、みたいなニュアンスに感じ結局どちらの答えで点数を貰えるのか自分には判断出来ず困っています。先生はどちらの解答が点数を貰えるのか、または144回の試験でどちらの解答が点数を貰えたのかご存知でしょうか?

    ●設備の売却ができず処分コストがかかる場合についてです。

    第134回.140回の設備投資の意思決定に出てきた設備の処分コストについてです。1番最初問題を見た時、処分コストだから廃棄するのかな?と思い(廃棄損) | (現金)と想像し、損だから売却損と一緒だと思い、理解が浅いせいで謎の節税効果を働かせてしまい大失点しました。

    これは理解出来たのですが2回とも問題文に()で「資産除却債務に該当しない」と書いてあり、意味がわからず調べてみたのですが、他の内容と一緒に出てきてしまい結局(資産除却債務に該当しない)という注意文が何を伝えたいのか、もし該当した場合どうなってしまうのかが全く分かりません。
    この「資産除却債務に該当しない」の意味をお教え頂けないでしょうか?

    ●購入済材料と常備材料についてです。

    過去問125回設備投資の意思決定に購入済材料が出てきました。125回に出てきた購入済材料は法人税を考慮した時、材料費をCOFに計上しないが(支出済みの過去原価だから?購入済みだから?埋没原価だから?なぜCOFに計上しないのか理解不足のため上手く説明できないです)その変わり非現金支出費用として節税効果がある、という感じでした。
    常備材料は過去問132回に法人税を考慮する問題ではなく、受注可否の意思決定の問題で出てきました。解説によると保有している常備材料の取得費は支出済みの過去原価であるため無関連原価となり考慮する必要はないが、使ったのは常備材料の為減った分は補充しなければいけず、新たに買う分は関連原価として考慮して下さい、という感じでした。

    ここで疑問が出たのですが、もし仮に125回の購入済材料が購入済常備材料だった場合どの様に税引後CFを計上すればいいのでしょうか?

    (質問する前に少し考えたのですが、方法①購入済常備材料を使用した分は非現金支出費用として取得原価×税率をしてCIFに計上し、新たに買わなければいけない分は現金→材料になっただけと考え法人税の影響は受けず、そのままの金額を税引後COFに計上。方法②使用するのは購入済常備材料だが、使用した分は新たに買わなければいけない為、新たに買う分を使用したと仮想して、新たに買わなければいけない分の取得原価×(1-税率)をCOFに計上する。方法③全く別の計上方法。①と②を試してみたら税引後NCFは同じ額になったのですが、仮に購入済み常備材料の価格と新たに買う分の材料価格が違ったら?意思決定の検討年数の間に過去に買った常備材料が全て新しくなったら?などを考えフリーズしてしまいました。)

    理解が浅く説明が下手で伝わらない可能性も考えました。その時はすみませんが()の内容は無視して下さい。購入済み常備材料を使った時の税引後CFの計上の仕方が分からないのでお教え頂けないでしょうか?

    ●過去問140回に出てきた計算方法についてです。

    耐用年数の違う設備投資案を比較する問題で出てきた計算方法についてなのですが、反復投資をするものと仮定し2つの最小公倍数で計算期間を合わせる方法ではなく、耐用年数が長い投資案の期間にあわせ再投資するという方法でした。

    再投資の計算が原価係数を使い終価を出し、その終価を現在価値に割引計算するみたいな方法でした。(説明が違っていたらすみません)この計算方法なのですが、あまり理解していないのですが試験を受ける上でこの計算方法はしっかり理解しておいた方が良いのでしょうか?

    ●勉強方法についてです。

    以前にも同じ様な事を質問させていただいたのですが、今回は商業簿記・会計学についてです。工業簿記・原価計算の勉強は、工業簿記のテキスト2周→過去問工業簿記の範囲だけ1周、原価計算のテキスト2周→過去問原価計算の範囲だけ1周と工業簿記・原価計算と区切り勉強しました。(工業簿記の方を忘れてそうなので工業簿記のテキストをまた1周し過去問も1周してから商業簿記・会計学に進もうと思っています)
    商業簿記・会計学も同じ様に区切って勉強しようと思っているのですが、以前アドバイスをいただいた時のように「2つにまたがる論点があるから過去問に進まずとりあえずテキスト一周してみては?(過去問を解いてみるのも面白いかもしれないというアドバイスもいただきました。)そもそも商業簿記・会計学は両方の知識がないと過去問の問題は解けないよ。効率が悪いよ。」などありましたら、アドバイス頂ければなと思います。

    大変長くなってしまい申し訳ありましせん。お手数をおかけしますがよろしくお願いいたします。

    1. pro-boki より:

      >上記の定期メンテナスコストのような最終年度には計上する必要がない費用で「他にもこれがあるよ。こうゆう様な費用は最終年度計上する必要ないよ。」などご存知でしたらご教授お願いいたします。

      これは、なんとも難しいですね。厳しい言い方をすれば機転が効くかどうかを問われているわけで、それをパターンで対処するというのはちょっと筋が違うかもしれませんね。
      原価計算は、比較的、実務に直結している学問です。ですから、実務ベースで具体的にイメージするのがもっとも近道だと思います。
      例えば自分が経営者だとして、2年に1回メンテナンスをする機械があるとして、廃棄する年にメンテナンスしますか?しませんよね。具体的にイメージ出来ると気付きやすくなるのではないでしょうか。

      ちなみに、当時NS社で、解答速報を作るためにこの問題解いていました。講師や会計士の4人で解きましたが気付いた人は私を含め2人だけでした。ですから、実際の本試験では、見落とした人が90%以上だと思います。多分埋没問題でしょう。

      ですから、常識的に気付きそうなものは気付くように努力すべきですが、必要以上にこういうことを気にしないことも大切かもしれませんね。

      >先生はどちらの解答が点数を貰えるのか、または144回の試験でどちらの解答が点数を貰えたのかご存知でしょうか?

      日商簿記の採点基準等は一切非公開なんですね。ですから、仮に知っていても公表できないんです。すみません。
      2.8%もありますね。ただ、一般に設備投資意思決定会計を管理会計と捉えれば、支払利息のような資金調達コストは、資本コスト率(WACC)の中に折り込むわけですから、3.6%の方が理にかなっていると思います。一方で、財務会計としての解答を要求されているのであれば、支払利息を考慮する方が自然です。指示がないのですから判断が付きません。

      ただ、日商では、こういう問題の不備はたびたびあります。しかし、そこが合否の分かれ目になることは、まずありません。これも気にしないことがもっとも優れた方法だと思います(気になる気持ちもわかりますが)。

      >この「資産除却債務に該当しない」の意味をお教え頂けないでしょうか?

      除却債務ではなくて、除去債務ですね。
      資産除去債務はもう学習されましたか?資産除去債務に該当すると、その除去費用を取得原価に組み入れなければなりません。つまり取得原価が変わってしまうのです。
      「資産除去債務に該当しない」とは、そういう計算はしなくていいよ、という意味です。つまり、従来通りの計算をしてください。

      >●購入済材料と常備材料についてです

      132回の常備材料は世紀の愚問だと思います。

      ちなみに、このとき、TAC、大原、LEC、クレアール、NSなどのスクールのうち、TACだけが正解していて(TACはこの問題と同じ問題が載っている書籍を当日発見したので正解できた)残りのスクールは、全て間違えたといういわくつきの問題です。

      ちなみに、どのスクールも、現役の公認会計士や何十年も簿記1級に携わっているプロが複数人で解いています。それらのスクールがほぼ全滅した問題です。果たして、それは、スクールや公認会計士が無能なのでしょうか。私は問題の方がおかしいのではないかと思います。それに対する試験委員の答えがこちらです。

      https://www.kentei.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2014/10/132-01-kouhyou.pdf

      もう、子供の言い訳か、というレベルです。これは、世間からも相当叩かれたので、常備材料については二度と出ないと思います。考える必要ありません。

      なお、カッコの中を読みましたが、おおむね考え方はあっていると思います。正しく理解されていますね。常備材料の場合、それをいつ、いくらで補充するのかの情報がないと問題として成立しないので、気にしなくていいです。

      あと、125回の原価計算は、過去最難問と言われた問題です。最後の問題が出来た人は1%もいなかったそうです。

      >●過去問140回に出てきた計算方法についてです。

      これは、微妙ですね。
      この論点の難易度は、会計士クラスです。1級レベルではありません。
      実は、私は、だいぶ前に、この論点をテーマに予想問題集用に作問をしたことがあるのですが、難易度が高すぎる(1級レベルではない)という理由で却下されたことがあるのです。それくらいの論点です。

      ただ、論点自体の難易度は高いものの、本問は問題文に計算方法の指示が明確に書かれていました。
      ですから、論点の本質的な意味合いを知らなくても単に指示どおりに計算できれば得点出来たので、そういう意味では、それほど難しくは無かったかもしれません。

      この論点の言いたいことは「NPV(正味現在価値法)は、毎期得たCFを金庫に寝かせておくのではなくて、WACCで再投資していることを前提にした計算である」ことを理解している?ということです。それを実際に計算で確かめさせているのです。ちなみにIRR(内部利益率法)は、このCFの再投資をWACCではなくIRRで行うことを前提にしています。この点で、IRRはNPVに比べて劣っていると言われています。…意味分かりますか?分からなくても大丈夫です。会計士レベルですから。

      ただ、理解出来るのであれば、理解した方がいいと思います。意味合い的には大切な論点です。再度出るかもしれません。
      ただし、試験に合格するためという観点では、優先順位はだいぶ後回しです。通常の取替投資、拡張投資などがサクサク解けるレベルになって、まだやり足りない、もっと極めたい、と思えるレベルになったら手を出すべき論点です。

      >●勉強方法についてです
      商会は、細切れの論点の集合体です。あまり論点同士のつながりがありません。(まあ、全く無いわけでもないのですが)
      ですから、どこからどう勉強しても大丈夫です。でもやはりざっと1周しちゃうのがいいと思います。よくわからないところは飛ばしながらでも。
      あ、あと連結会計、持分法、企業結合(これらは構造論点と呼ばれています)は別物として、まとめて一気通貫で勉強した方がいいです。論点のつながりが強くワンセットですから。それ以外は、お好きにどうぞ。
      なお、1つの論点を勉強するたびに問題を解き、さらに出来れば過去問の該当する問題だけを探して(まあ、これはちょっと面倒ですけど)解くと力が付きます。

      ■最後に・・・

      お世辞ではなく、すごいですね。質問の箇所とレベルが素晴らしいです。
      ピンポイントで素晴らしい。

      ちなみに、私、これらの質問に対して、全て何も見ずに答えています。なぜか。132回とか125回、それから140回と言われただけで「ああ、あれか」と思い出せるほど強く印象に残っているからです。問題を覚えています。

      正直、ほとんどの問題は覚えていません。簡単に解ける問題って印象に残らないからです。一方で、悩ましいなぁという問題は、記憶に残ります。ご質問頂いた問題は、どれも強く印象に残っています。そこをピンポイントで質問されてきたので、ああ、この人はすごいなぁと率直に思います。

      ただ、私の記憶に残るくらいに悩ましい問題って、本試験ではたいてい埋没問題なんです。

      結局、基本問題をどれだけ取りこぼさないか、1級ってそれが全てなんですよ。合格を優先するなら、我々講師や会計士ですら意見の割れる問題なんて、一切無視するのが正しいと思います。そこに時間を掛けるなら、とにかく基本問題をしっかり押さえることです。そして、ケアレスミスしないための工夫(下書きの書き方だったり、問題文の読み方だったり)、スピードを磨くことです。

  11. Y より:

    お返事ありがとうございます。
    自分では解決出来なかった所なのでとても勉強になりました。

    先生の言葉で
    [ただ、私の記憶に残るくらいに悩ましい問題って、本試験ではたいてい埋没問題なんです。結局、基本問題をどれだけ取りこぼさないか、1級ってそれが全てなんですよ。

    合格を優先するなら、我々講師や会計士ですら意見の割れる問題なんて、一切無視するのが正しいと思います。そこに時間を掛けるなら、とにかく基本問題をしっかり押さえることです。そして、ケアレスミスしないための工夫(下書きの書き方だったり、問題文の読み方だったり)、スピードを磨くことです。]

    1つのミスが大失点に繋がるのでそれを無くそうと理解していない所、分からない所の把握に時間をかけすぎてしまったかもしれません…。過去問14回分やりケアレスミスで点を落としてしまった所、時間内に終わらなかった回がたくさんあるのでこれからはその改善に時間を使っていきたいと思います。

    ・商業簿記.会計学の勉強方法について
    先生の言葉で[連結会計、持分法、企業結合(これらは構造論点と呼ばれています)は別物として、まとめて一気通貫で勉強した方がいいです。論点のつながりが強くワンセットですから。]
    [1つの論点を勉強するたびに問題を解き、さらに出来れば過去問の該当する問題だけを探して(まあ、これはちょっと面倒ですけど)解くと力が付きます。]

    とても参考になりました。ありがとうございます。とりあえず1周を目指し頑張りたいと思います。

    数々の質問にお答え頂きありがとうござました。

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