受からない人に共通する3つの勉強法

炎上しないといいなと思いつつ、受からない人に共通している勉強法を書いてみます。
受からない人に共通する3つの勉強法
1.勉強時間を基準にしている
SNSで、何をどれだけ習得したかではなく何時間勉強したかばかりをコメントされている方を見かけます。ちょっと厳しそうだなと思ってしまいます。
勉強時間自慢って「俺寝てない」自慢と同じです。へーすごいね以外言いようがありません。
そして勉強時間をKPIにすると受かりにくくなります。論点理解度なり解答速度なり、合格に直結する要素をKPIにしましょう。
なお、暗記系科目(税法とか)はその限りではありません。勉強時間と得点力は比例します。あと、河野玄斗みたいな超人も例外です。ああいう集中力を長時間維持できて抜群の吸収力を持つ人は話は別です。
ご自分が河野玄斗タイプかどうかをよく考えましょう。
2.過去問の解説を熱心に読んで覚える
「過去問の詳しい解説ください」というコメントを見ると、この人は勉強方法を変えたほうがいいかもしれないなと思います。受かる人の過去問の使い方は次のとおりです。ほとんど例外はありません。
- 過去問を解いてみる
- 答え合わせする
- あっていればそれでOK、次にいく。解説は見ない
- 間違っていたら問題に戻ってもう一度考える
- 再度答え合わせをする
- あっていればそれでOK、次にいく。解説は見ない
- 間違っていたら、ちらっとだけ解説を見てみる
- 勘違いとかケアレスミスだったらそれでOK、次に行く。それ以上解説は見ない
- 間違っていて解説を読んでも理解出来ないなら、それ以上解説は見ない。テキストに戻って基本から勉強しなおす
気づきましたか。過去問の解説ってほとんど見ないんですよ。受かる人は。
受からない人の勉強パターンってこの逆なんです。
基礎力が無いのにいきなり過去問にチャレンジする。とにかく過去問を回転させれば受かると思っている。2級での成功体験が1級でも通用すると思っている。そもそもそれが間違いのもと。
基礎が出来ていないので当然あまり出来ない。しょうがないので解説を読んで解き方を覚えようとする。次に、その解き方を覚えられたかどうかを確認するために、もう一度、同じ問題を解いてみる。で、解ければ安心する。でも、本質的な理解はできていないから、しばらくするとすぐに忘れる。しょうがないので、過去問を周回させて解き方を暗記しようとする。
心当たりある人いますか?その勉強では受からないんですよ。というかそれは勉強ではなくて作業です。
3.予想問題を回転させる
市販されている予想問題集は、過去問より難しいしボリュームも多いです。特に一番売れている某社の予想問題集はきついです。あれは難しい。
予想問題集をどういう目的で買ったかにもよりますが、論点を網羅できていないから予想に頼ろうという考えならマズイです。そういった自分の実力に自信がない人たちが、過去問よりもさらに難易度の高い問題をやるとどうなるでしょうか。まあ、出来ませんよ。
でも、もう本試験も間近だし何とかしないといけませんよね。がんばって解きましょう。ああ、やっぱり全然解けないし腹落ちも出来ませんね。じゃあ仕方ないので解説に書かれた解き方を覚えようと。こういう流れになるケースが多いのです。
人は腹落ちしていないことって忘れやすいんです。せっかく頑張って覚えた計算式や解法もしばらくすると忘れちゃいます。結果、予想問題を回転させることになります。正直言ってこの時間って無駄です。
意味の分からない計算式や解法を丸暗記しても1級では通用しません。同じようには出ないからです。ひねってあったり、引っ掛けがあったり、出し方変えられちゃうからです。
合格にもっとも直結するのは基礎力です。予想問題集は基礎力養成とは対極にある教材です。それを分かって使うなら良いのですが、誤った使い方をしている方が多く見られます。
反論
1.じゃあ勉強時間を基準にしてはいけないのか
そんなことはありません。
1日何時間くらい勉強できそうだな、じゃあ、この論点はいついつまでに終わりそうだからこういうスケジュールを立てよう、みたいな感じで学習スケジュールを設定するさいに勉強時間は目安になります。
そして学習スケジュールを立てたらそれに沿って実際に勉強してみましょう。案外予定通り進捗しないものです。そうしたら学習スケジュールを調整すればいいのです。そのさいも勉強時間は目安として有用です。
なので勉強時間を記録し管理することは有用です。
問題なのは、勉強時間そのものを目的にしてしまうことです。今日は何時間勉強したから安心だ、私は頑張ったぞというマインドになるのは危険ですよということです。
1つ厳しいことを言うなら、同じスキルを習得できるなら長時間より短時間で済ませた方が優秀だってことです。当たり前ですけど。
長時間掛かるってことは、どこか勉強方法に問題があるのでは?くらいに考えた方がいいと思います。
2.じゃあ過去問の解説を読んではいけないのか
そんなことはありません。
過去問に書かれている解説はその問題限定の計算式や仕訳です。その問題の背景や前提を把握した上で、だからこういう計算式や仕訳になるんだなというところまで理解できる力があるなら読んでもいいです。
でもですね。そこまで理解出来ている人なら、多分、正答できるんですよ。すると別に解説なんて読まないですよね。正解しているんですから。
過去問の解説が有用なのは、自分の解答に自信があるのに答え合わせしたら間違っていたときです。こういうときは、解説読むとケアレスミスとか勘違いに気づきやすいです。「ああ、そうか。勘違いしていたよ!」ってすぐに分かるなら解説は有用です。
まずいのは、解説読んでもイマイチ腑に落ちないときです。それは基礎力がない場合が多いのです。だったら、基礎力を付けなおすことがやるべきことであって、解説に書かれた解き方を覚えるのは合格から遠のく勉強法です。
3.じゃあ予想問題をやってはいけないのか
そんなことはありません。
使い方次第です。本番直前の実力チェックには有用だと思います。
本番さながらの環境でちゃんと時間測って解きましょう。初見で何点くらい取れたでしょうか。時間は切迫しましたか?どれくらい緊張しましたか?ケアレスミスはどうでしょうか。
こういったことを事前シミュレーションするという使い方なら有用だと思います。
問題なのは、基礎力が弱く論点もカバー出来ていないから、人様の予想に頼ってそれだけ覚えれば受かるんじゃないかと考えて予想問題を使うことです。断言します。受かりません。時間と労力の無駄になります。
“受からない人に共通する3つの勉強法” に対して3件のコメントがあります。
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こんにちは。
久しぶりに記事をアップしてくださって嬉しいです。
逆に、受かる勉強法はテキスト&問題集を理解しながら丁寧にインプットしていくということでしょうか。
もちろん自分が実力的にどのステージにいるかで、やり方は変わると思いますが。
インストール完了は早い方がいいわけで、勉強時間を自慢している人はちょっとズレているというわけですね。
私は「〇〇時間勉強すれば受かる」という言葉を真に受けて撃沈したので、基礎から勉強中です。
受からない人の勉強法って結構共通点があるのですが、受かる人の勉強法って人それぞれなんですよね。
あ、でも、受かる人に共通している勉強法ありますね。それは常に目的を意識して勉強しているということです。目的と手段が入れ違ってしまうと受かりません。受かる人はその点を意識している印象です。まあ、資格の勉強に限らないですけど。
回答ありがとうございました。
ホリエモンさんが東大受験現役時代に過去問を分析した結果、英語は単語が重要だと結論づけて英単語帳を丸暗記したという話がありますが、つまりそういうことな訳ですね。
ありがとうございました。