第173回日商簿記1級合格体験記【齋藤 健五さん】

勉強方法
プロ簿記に入会するまでは、TACの教材を使用して独学で勉強をしていました。勉強方法はいたってシンプルで、テキストと問題集の周回です。独学の期間は、プロ簿記のサイトを始め、ネットや本で調べながら、各論点の背景にある考え方まで理解するように努めていました。プロ簿記に入会してからは、以下のコンテンツを利用しました。
インプット・アウトプット講義:2回視聴(1回目:1.0倍速、2回目:1.5倍速)
初級確認テスト:最低3回、間違えた問題は4-5回、上級確認テスト:1回
上述の通り、解法マスター、模試、過去問を利用していません。その理由は、業務が忙しく(言い訳です)、平日の終業後や休日の体力と時間では、上記のコンテンツまで到達できなかったためです。
合格までの道のり
①初回受験(2020年11月:大学4年生)…学習期間は約1年で、理解型の学習していた自負もあったため、合格する自信はあったのですが、結果は自己採点で69点の不合格でした。原因は、試験日の1週間前にあるトラブルに見舞われ、そこから体調を崩してしまったことです(当日まで勉強ができず、体調不良のまま受験しました)。ただし、それらを凌駕する実力がなかったことは、言うまでもありません。
②初回受験から2回目の受験まで(~社会人5年目)…就職後、経理部ではない部署に配属となりました。日商1級の学習は一度ストップし、仕事を最優先としつつ、自己研鑽の一環として、他の資格勉強(就職した業界の資格、法務・IT系等)を継続しておりました。この期間に、1度だけ日商1級の学習を再開したこともあったのですが、業務に忙殺され、受験すらできずに時が過ぎていきました。
③2回目の受験(2026年6月:社会人6年目)…経理部に異動となり、机上で学習していた内容を、実務で活かすことが出来る環境に身を置けることになりました。私の受験した第173回の内容はまさに実務寄りで、「あるべき姿」からの逆算で回答できる内容であったため(少なくとも私はそう感じました)、経理実務に触れていたことが、合格できた要因の一つだと考えます。
学習中に大切にしていたこと
①仕事を最優先にすること:私は、資格試験はあくまで自己研鑽の一環であり、お客さま目線で仕事に向き合うことや、組織や社会に貢献することのほうが大切だと考えます。
②周囲との関係性を大切にすること:初回受験の際、資格勉強を理由に友人からの誘いを断ることが多かったのですが、人間関係が希薄化していく感覚があり、それが勉強の集中力を削ぐことにも繋がっていました。二回目の受験の際は同じ轍を踏まないよう、職場の飲み会や友人からの誘いを、資格勉強を理由に断ることはしないようにしていました。
③応援してくれる方々への感謝:初回受験から5~6年経過して合格しましたが、その間ずっと、職場の上司と母親が勉強の状況について気にかけてくれていました。二人から頂いた幾つもの励ましの言葉が、学習を継続し合格できた最大の要因です。
現在の心境とこれから目指すこと
合格した喜びよりも、呪いから解放されたような安心感が大きいです(笑)。今後も仕事に邁進することを第一に、自己研鑽として会計やそれ以外の分野についても学んでいきたいです。
後輩へのアドバイス
合格を終着点とせず、各論点の本質の理解や合格後のビジョンを大切にして頂けたらと思います。私の合格体験記が多くの方の参考になる自信はないですが、少しでも参考になる部分ありましたら幸いです。
