第173回日商簿記1級合格体験記【tsunanaさん】

普段は、会社員として、経理部門で決算業務や税務申告などを担当しています。
今回、2回目の受験で合格することができました。1,000時間以上勉強したと思います。
商業簿記:18
会計学 :15
工業簿記:25
原価計算:21 合計79点
もともと建設業経理士1級を取得していましたが、本社経理部門に配属されたことをきっかけに、日商簿記1級の取得を本格的に目指すことを決意しました。
決算業務を行う中で、現状の簿記に対する理解や知識では業務についていけないと感じていましたが、プロ簿記の「本質を理解する」というコンセプトの講義が自分にぴったりでした。
1回目の受験である第171回は69点で不合格でした。あと1点ということで惜しい感じはしますが、基礎的な部分で曖昧な理解の箇所も多く、今振り返ると、落ちるべくして落ちたなという感じです。講義の中で基礎が大事と先生から口酸っぱく言われると思いますが、本当にその通りです。
過去問など問題演習をしていると難しい問題が気になって、勉強すればするほど、そのような難しい問題に時間を取られがちです。でも、その難しい問題は合否にほとんど影響しません。おそらく実務においても、その難しい論点を知らなくても困る場面はそれほど多くないと思います。(会計士などの専門職の場合は別でしょうが)
今回の第173回の商業簿記は超難問で、試験が終わった直後は「10点取れてたらいいな」くらいの散々な出来だと感じていました。ですが、蓋を開けてみると18点とそれなりの点数でした。基本的な箇所をしっかり得点できていた結果だと思います。
もう一つ、私自身、もっとやるべきだったと反省している点でもあり、これから受験される方にアドバイスしたいのが、勉強におけるアウトプットの比重を増やすことです。
勉強をしていると、どうしてもインプットの比重が多くなりがちです。アウトプットは脳に負荷がかかるのでおざなりになりがちですが、簿記1級は範囲が膨大なのでアウトプットを常に意識しなければ、なかなか記憶に定着しません。
例えば、勉強の初めに白紙に覚えていることを書き出してみる、隙間時間に覚えていることを思い出してみる、誰かに説明するつもりでぶつぶつ呟いてみる、といった方法です。
こうした作業を通じて、常に脳から記憶を呼び起こすことが、記憶の定着を強くするとともに、自分自身の理解を整理することにもつながると思います。
「基礎を完璧にすること」「アウトプットを常に意識すること」
一見すると遠回りのように思えますが、この二つを徹底することが、合格への最短ルートに近づく第一歩だと思います。
