第173回日商簿記1級合格体験記【asahi0615さん】

【自己紹介】
仕事は経理経験3年ほどです。今後大手企業の経理へ転職することを見据え、専門性を高めるために簿記1級に挑戦しました。
簿記2級取得から2年程のブランクを経て、2025年11月から学習を開始しました。業務を離れて集中できた時期は1日7時間、復帰後は1日3時間、通勤時間や会社の昼休み、帰宅後といった隙間時間もかき集めて勉強しました。倍速で講義を視聴し、テキストや問題集も途中からiPadに移行しました。書類の整理が苦手なタイプなので、この移行はとても効果的でした。
【プロ簿記との出会い】
プロ簿記の講義は本質的でわかりやすく、モチベーションが一気に上がりました。連結会計は2級のとき意味がまったくわからず形式的に処理していただけでしたが、処理の背景にある実態がつかめるようになり、会計そのものが面白いと感じられるようになりました。特殊商品売買のような、独学では解説を読んでも理解できなかったであろう論点も、どうにか解けるレベルまで持っていけました。
【ミス対策と学習法】
商業簿記・会計学はミスが多く、最後まで苦労した分野です。
対策として、論点ごとに図解した「総合ノート」を作りました。特殊商品売買や本支店会計はボックス図、棚卸減耗・商品評価損は時短テクニック、退職給付はワークシートと、毎回同じ型で書くことを徹底しました。
加えて、問題を解くたびに自分のミスを記録し、原因を分析して同じミスを繰り返さない工夫を重ねました。この積み重ねが後々大きく効いてきたと感じています。ミスを減らすことだけで得点が伸びると言っても過言ではないほど、効果は大きかったです。
【直前模試と論点総ざらい】
直前の模擬試験では、20%台という得点でした。工業簿記は序盤の計算ミスで総崩れになり、商業簿記でも理解しているはずの論点でミスが出ました。そこから「1週間前の過ごし方」という記事に従い、これまでメインで解いてきた「解法マスター」を第1回から総ざらいし、全論点を点検し直しました。この1ヶ月の基礎徹底が、合格の決め手になったと思います。
【本試験当日】
2026年6月の第173回が初受験でした。
自己採点※は 商14・会16・工20・原21 計71点 でした。
(※CPAラーニング解答速報。本番点数は合否発表時不明。)
・商業簿記
難しい箇所は早めに見切りをつけ、確実に0とわかる箇所や、決算整理前残高試算表からそのまま書き写せる箇所を確実に拾う戦略に切り替えました。
・会計学
「兆候の判定」の次に別の判定を書く穴埋め問題で、うっかりそのまま「兆候」と書いてしまい1点を落とすなど、見直したつもりでも詰めの甘さが出てしまう場面もありました。
自信のあった退職給付会計でもミスがありました。
・工業簿記
「単位あたり営業利益」の指示を読み落とし4点を失点。
・原価計算
最後の問題は余った時間で考えても思いつかなかったので、工業簿記の見直しに時間を使うべきでした。
【合格発表とこれから】
合格発表を見たときは、達成感より「もう勉強しなくていい」という安心感の方が大きかったです。
8月の簿記論では、基礎論点の理解はもちろん、試験における時短テクニックなど、プロ簿記で学んだことが大いに役立ちました。
冨久田先生、本質を理解して解く楽しさを教えていただき、本当にありがとうございました。
これからも頑張ります。
