簿記パズルで頭の体操(2級レベル)

簿記パズル

たまにはパズルで頭の体操

2級の知識があれば解ける(はず)の簿記パズル

  1. 備品勘定の期首残高は12,000円(減価償却累計額 2,400円)でした。
  2. 期中に、備品の一部を売却し、400円の現金収入を得ました。この際、備品売却損が920円発生しました。
  3. 期中に、○○円の備品を取得しました。
  4. 決算を迎えました。上記2.の売却時に発生した減価償却費と決算整理における減価償却費の合計額は2,280円です。
  5. 決算整理後の備品勘定は18,000円(減価償却累計額 3,200円)です。

さて、問題です。上記3の○○円はいくら?

答えと解説は・・・(クリックすると見えるよ)

答えは・・・

8,800円です

解説その1

数学チックに解く方法

分からないところは全部、変数にします。

Step.1

資料2の売却の仕訳は次のとおりです

減価償却累計額 B 備品 A
減価償却費 C    
現金 400    
備品売却損 920    

ここから、A=B+C+400+920 ・・・(a)です。

Step.2

備品の残高に注目します。すると
期首+取得−売却=期末 ですので次の式が成り立ちます。
(Xが知りたい答えです)

12,000+X−A=18,000・・・(b)

Step.3

同様に、減価償却累計額の残高を追っていくと・・・
期首+取得した備品の減価償却費−売却した備品の減価償却累計額=期末
ですので次の式が成り立ちます。

2,400+D−B=3,200
変形すると、B=2,400+D−3,200・・・(c)

ここで、(a)を(b)に代入します。
12,000+X−(B+C+400+920)=18,000
さらに、この式に(c)を代入します。

12,000+X−((2,400+D−3,200)+C+400+920)=18,000
この式を変形します。
X=C+D+18,000+2,400−3,200+400+920−12,000
X=C+D+6,520
ここで、C+Dは、当期の減価償却費のことですから、資料4から2,280です。
よって、X=8,800

たぶんだけど、これは筋がよろしくない方法

問題難しい

解説その2

筋のいい(と私が思っている)解法

Step.1

ポイントは直接法で考えること。そうするととても簡単。
期首時点の備品の簿価は、12,000円−2,400円=9,600円
これが期末時点では、18,000円−3,200円=14,800円
ということは、14,800円−9,600円=5,200円 増えてる!

Step.2

なぜ、増えたのか、それは期中に備品を買ったからだ。じゃあ5,200円分買ったのかと言えば、そうではない。もっと多いはずだ。なぜなら、それ以前に売ってるので備品の簿価は減少しているはずだ。それに直接法だから期末の減価償却費の分も減少しているはずだ。
いくら分、備品の簿価は減少したのだろうか。それは減価償却費2,280円と売却したときもらった400円と売却損の920円だ。つまり、2,280円+400円+920円=3,600円 減ってるはず!

Step.3

Step.2から期中に備品の簿価は3,600円も減少していることが分かった。
それなのに、最終的に5,200円も簿価が増えている。なぜだろう。
それは、5,200円+3,600円=8,800円の備品を買ったからだ!

問題出来た

解説その3

減価償却累計額に注目した解法

Step.1

減価償却累計額に注目します。期首時点では2,400円だったわけです。そして期中に減価償却累計額が増加する要素は、減価償却費の2,280円のみです。一方で、期末には3,200円になっています。ということは、売却によって1,480円減少したことになります。式にすると、次のとおりです。

2,400円+2,280円−減少分=3,200円

さて、この減少分は何かと言えば、売却による分ですから、以下の売却の仕訳におけるB+Cのことです。

減価償却累計額 B 備品 A
減価償却費 C    
現金 400    
備品売却損 920    

ここから、購入した備品の額、つまり上記のAは、
1,480円+400円+920円=2,800円 と判明します。

Step.2

売却した備品の金額が判明すれば、あとは簡単です。期首12,000−売却2,800円+購入?=18,000円 なのですから、購入分は8,800円と判明します。

おしまい


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