第171回日商簿記1級合格体験記【山島 康一さん】

私は2023年頃から簿記1級に挑戦し、5回目の受験でようやく合格することができました。
毎回あと一歩のところで不合格となり、「上位何%しか合格しない相対試験」の厳しさを痛感する日々でした。

特に前回の170回試験に不合格だったときは、「もう何をどう対策すればいいのか分からない」「もしかしたら一生受からないのではないか」と何度も不安に襲われました。

そんな中、解決の糸口を求めてウェブ検索をしていたところ、富久田先生の記事
 「3回落ちたら同じことを続けても、もう受からない」
 というタイトルが目に留まりました。その内容を読んで、強い衝撃を受けました。

3回の受験ということは、少なくとも1年半から2年近く勉強しているはず。
それで受からないなら、学習法が間違えている。
今の学習法を続けていても受からない。
逆に言えば、学習法を変えれば受かる可能性は十分にある。

この言葉を読んだとき、「自分はずっと同じ勉強を繰り返していただけなのではないか」と気づかされました。
 そこで、これまで試してこなかった方法の中から、「自分に合いそう」「効果がありそう」と思うものを意識的に取り入れることにしました。

実際に取り入れたこと

① 全経上級も受験する 

私は試験会場の独特な雰囲気が苦手で、本番になると過度に緊張してしまうタイプです。
そこで試験慣れを目的に、簿記1級の合間に全経上級を受験しました。

結果的に、簿記1級とは異なる角度での学習(1級ではほとんど出題されない仕訳や記述対策)が必要となり、簿記全体への理解の幅が広がったと感じています。

② 苦手論点を論点別に徹底的に潰す

これまでは主に過去問中心の学習でしたが、プロ簿記の資料室にある「1級過去問 商会論点・工原論点」を活用し、苦手意識のある論点に集中しました。

  • 商業簿記・会計学:税効果会計、商品売買、企業結合
  • 工業簿記・原価計算:CVP分析、予算実績差異分析、設備投資の意思決定

これらを一通り解いたことで、「苦手論点」という意識はほとんどなくなりました。

③ エビングハウスの忘却曲線を意識した復習 

以前は「なんとなく問題を繰り返す」だけでしたが、間違えた問題については
1日後・3日後・10日後 に復習するよう、カレンダーで明示的に管理しました。
復習のタイミングを意識するだけで、定着度が大きく変わったと実感しています。

最終的に合格したときの勉強法は、
初級確認テスト・上級確認テストを繰り返して「絶対に落とさない基礎力」を固め、仕上げに過去問を回すという、非常に王道なものでした。

ただし、それまでと決定的に違ったのは、
「どうすれば自分は合格できるのか」を考え、試行錯誤しながら学習法を能動的に変えた点だったと思います。この意識の変化こそが、合格につながった最大の要因だと感じています。

プロ簿記には、富久田先生の本質を突いた分かりやすい講義、弟子1号さんの丁寧で温かい学習サポート、そして各種ダウンロード資料など、必要なものがすべて揃っています。

もし私と同じように、何度も簿記1級に挑戦している方がいらっしゃったら、「なぜ受からないのか」「どうすれば合格に近づくのか」を一度立ち止まって考え、自分なりの学習法を取り入れてみてください。
その工夫が、最後の一歩を乗り越える力になると信じています。

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