第171回日商簿記1級合格体験記【広上 新太さん】

私は大学2年の6月から、将来経理職を目指す中で、簿記1級の取得は必須だと考え、挑戦することにしました。簿記2級までの知識はありましたが、1級は内容も範囲も格段に広く、正直最初は不安でいっぱいでした。しかし、専門性を高めるためには避けて通れない道だと覚悟を決めました。
初めはプロ簿記の講義を何回も見るというインプット中心の勉強でした。800時間ほどで合格できるだろうと考えていましたが、私自身要領が良いタイプではなかったので実際はそれ以上の学習量が必要で学習計画を何度も見直しました。弱点の補強を意識しながら着実に積み重ねることを心がけました。
その中で特に大事だと思ったのは講義を聞いた後は聞きっぱなしにせず問題を解くなり、自分で受けた論点の説明をするなりして即アウトプットする点だと思いました。
特に苦労したのは、連結会計などの応用分野です。簿記2級のときは連結をなんとなくしか理解していませんでした。しかし、プロ簿記の連結特別講義は非常に分かりやすく、本当に助かりました。
過去問を何度も解き直しても理解が追いつかず、挫折しそうになることもありました。しかし、合格後の自分をイメージし、勉強時間を必ず確保することでモチベーションを維持しました。
また、苦手分野を避けずに取り組むことで、徐々に解答の精度も上がっていったことは、大きな励みになりました。
1回目の受験では40点で不合格となりました。また半年勉強しなければならないのかと思うと気が重くなりました。
その間も復習と弱点補強を続けるのは非常に大変でした。しかし、トータルで1600時間の学習を重ねた結果、2回目の挑戦で無事合格することができました。
合格発表の瞬間は、これまでの努力が報われたと心から感じ、達成感で胸がいっぱいになりました。
現在は合格の喜びを噛みしめつつ、さらに税理士科目の取得や実務経験を通して経理の専門性を高めることを目標にしています。
理論だけでなく、実務でも数字を価値ある情報に変換できる経理人材になることを目指しています。
これから挑戦する方へのアドバイスとしては、私自身、過去問や模擬試験で良くても70点台、悪い時は50点台という状態が続きましたが、それでも試験当日に諦めず勉強を続けたことで合格にたどり着けました。
試験当日まで諦めず、計画的に学習を積み重ねることが何より大切だと伝えたいです。
また、社会人で忙しい中、この資格に挑戦しようとしている方は本当に尊敬します。大学生は時間もあるので、ぜひこのタイミングで挑戦することをおすすめします。
