第153回日商簿記1級合格体験記【がんばりるさん】

お送り頂いた内容をそのまま掲載しています
2級は学生時代に取りました。当時は就職活動で有利になればと考えていただけで、2級合格後に1級を目指して勉強することはありませんでした。その後、望んでいた経理職に就くことができたので、学生時代から社会人である現在まで長く関わってきた簿記について、せっかくなら1級を取りたいと思い勉強を始めました。
そこからプロ簿記に入会したわけではなく、まず費用を安く抑えたいと考え、予備校が提供しているWebで講義を視聴する講座に入会しました。しかし、仕事で帰宅が遅くなったから講義は明日にしようとか、講義はいつでも観られるから明日にしようなどと先延ばしに結果、1年間で商業簿記の講義を1.5倍速で1周視聴しただけで会員期限が切れました。
6月に会員期限が切れましたが、ちょうどその頃からプロ簿記でも新しく生徒を募集している時期だったことから、初学者コースに入会しました。プロ簿記自体は入会する前から知っており、本質講義などはよく閲覧していました。プロ簿記を選んだ理由は、自分の性格や環境に合っているからと思ったからです。
前述で分かる通り、私はさぼり癖がひどいです。もちろん勉強する意思はあるものの、残業で遅く帰宅して疲れていることを言い訳に、睡魔やネットサーフィンなどの誘惑に勝てずにだらだら時間を浪費するタイプです。そこで、勉強に強制力を持たせようと思いました。
しかし通学などは費用的にも時間的にも難しいことから、費用も比較的安価なことやライブで講義にも参加できるプロ簿記を選択しました。入会にあたってさぼり癖のある私は、ライブ講義には必ず参加することを目標にしました。そのために仕事をなるべく早くに終わらせて、何とか毎日20時半までに帰宅することを実践しました。
プロ簿記自体の評価ですが、入会して正解だと思っています。先生の解説がわかりやすいのはもちろんですが、問題や過去問などの資料が充実しており、それがPDFで提供されているので繰り返し解くことができます。また、他の生徒の意識が高いです。私は掲示板などの投稿に参加することはありませんでしたが、それらを日ごろチェックしてモチベーションの維持や励みにしていました。
普段の勉強ですが、6月から9月頃のインプット期間は、ライブ講義への参加と学習した論点の確認テストを提出するだけで精一杯でした。9月中旬頃から講義は解法マスターといって実践的な問題を解く期間になりましたが、そのような状況で基礎が固まっていないことに焦りを感じたので、プロ簿記が提供している基礎問題を繰り返し解きました。
10月以降の直前期からは、商業簿記は5、6開催分の過去問の総合問題を繰り返し解きました。会計学は、引き続きプロ簿記で提供されている基礎問題を解いたり、理論対策としてスマホのアプリで勉強したり、会計基準を音読して学習しました。工業簿記と原価計算は、論点ごとに過去問を繰り返し解きました。
実際の勉強は前述のとおりですが、本来立てた計画通りには全く進みませんでした。本来ならもっと早い時期からたくさん勉強して、余裕綽々で試験日を迎える予定でしたが、残念ながらさぼり癖は最後まで治りませんでした。
合格発表は年が明けた仕事始めの日だったので、仕事の傍ら確認したところ「合格」の文字。喜びというよりは安堵の気持ちのほうが大きかったです。
学習時間は計測していないのでわかりません。受験回数は1回で無事に合格。全く計画通りにいかないながらも無事に受かった感じです。受験した回に出題された問題の対策ができていただけで、別の問題が出題されていたら結果は変わっていたと思いますし、試験とはそういうものだと思います。
合格した現在ですが、まだ会計や簿記の勉強を続けています。あくまで主観ですが、試験に受かったということは、周りの人たちは、私に対して会計の知識があって当たり前だと接してくるだろうと思います。そのような期待に応えられるほど、知識も技術も足りていないのでまだ勉強しています。せっかく制度会計や管理会計について深く学んできたのだから、その知識で企業や社会に貢献できる人材になることが今の目標です。
講師からひとこと
合格体験記読ませて頂きました。勝因は、謙虚さと自分への正直さだと思います。
がんばりるさんは、いつもライブ講義に参加されていました。仕事から帰って、ご飯もそこそこに20:30から約3時間、週6回授業があるわけです。これを受講されるだけでも大変なことです。
そして、確認テストもすべて提出されていました。ちゃんと期限内に。これもかなり大変だったはずです。さぼり癖があったんですか。知らなかったです。そのようには見えませんでしたよ。
また、確認テストのコメント欄に、毎回、疑問点や感想を書いてくれていました。どこまで分かっていて、どこがあやふやか、言語化していました。これをやる人の合格率は高いです。
そんなことから、受かるべくして受かったなという感じでしたが、ご本人は、悩んでいたんですね。計画通りに進まないこと、さぼり癖があることを。いやー、そんな感じには見えませんでした。
でも、これって、自分に正直だからですよね。多くの方は、スケジュール通りに進まなくても「仕事が忙しかったから…」と流してしまいます。中には面倒になって簿記から離れてしまう人もいます。
そんな中、自分はさぼり癖があるけど頑張るぞと、葛藤しながらも諦めることなく食らいついて、試験当日まで出来る限りの努力をされてきたわけです。そして、一回目の試験で合格。
素晴らしいことだと思います。この経験は、がんばりるさんのこれからの人生で大いに役立つものだと思います。
合格したあとも勉強を続けているというのがいいですよね。それも、企業や社会に貢献できる人材になりたいからと。がんばりるさんの人柄が出ているなと思います。
あらためて合格おめでとうございます。がんばりるさんのますますのご活躍お祈り申し上げます。
