第152回日商簿記1級合格体験記【のりさん】

私はプロ簿記の第1期生から参加しています。プロ簿記に参加した理由は過去の日商簿記1級の試験で60点は超えるものの、合格するのに必要な70点には届かない状態が続いていたからでした。

私は合格できない要因についてケアレスミスが原因だろうと思い、ケアレスミスを無くすことを意識して受験していましたが結果はそれほど変わりませんでした。私はこのままでは駄目だと思い考え方を改めました。

今回の152回の試験を受験するにあたり、特に2つのことを意識しました。

1つ目は仕訳について理解を深めようと努めたことです。
例えば、決算時の有価証券運用損益を求める場合は切放法と洗替法がありますが、私は両方で金額の動きがどう違うのかをT勘定で書きながら自分の頭の中で理解しようとしました。私は切放法と洗替法で決算時の有価証券運用損益の金額が違うと思っていましたが、どちらの方法を使用しても最終的には同じ金額になることに気づかされました。つまり理解していたようで理解していなかった訳です。
似たような考え方で為替の振当処理と独立処理、新株予約権付社債の代用振込や区分法及び一括法などはT勘定をひたすら使用し続けていました。工業簿記であれば、費目別計算が苦手な分野なので主要材料費や労務費などは徹底的にT勘定を使用して覚えました。特に差異については有利差異か不利差異かで借方に表示するのか貸方に表示するのか理解していないと工業簿記では点数を落とす要素になると感じたので徹底的に理解することに注力しました。
今回の工業簿記では費目別計算が出ませんでしたが、原料費を求める問題では多少役に立ったのではないかと思います。

2つ目は基本問題の正答率を上げることです。
プロ簿記では答案練習だったと思いますが、各問題の正答率が分かる機能があります。正答率が高いのに自分が誤答した問題の論点については、過去問を遡って徹底的に問題を解いていきました。日商簿記1級の試験は傾斜配点があるので、他の受験生が正解している問題は自分も正解していないと合格できないからです。
おかげさまで商業簿記の配点予想は18点だったのが実際の点数が23点でした。基本問題を落とさなかったことが合格できた要因の1つではないかと思います。

富久田先生の授業は実際に起こった事を例として取り上げて、噛み砕きながら説明していただけたので「なるほど、そういうことか」と自分の頭の中に自然と論点が入ってきて、すんなり理解することが出来ました。ありがとうございました。また、弟子1号さんを始め、スタッフの皆様にも御世話になりました。

日商簿記1級を合格したことで、この知識を風化させないように有効に使い続けるためにさらなる努力を続けたいと思います。今後は、税理士の簿記論と財務諸表論に挑戦しようと計画しています。

最後に私の体験が皆様の御役にたてるかどうか分りませんが、参考にしていただければ幸いです。

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