第159回日商簿記1級合格体験記【小林 祐太さん】

簿記1級への挑戦は合格した第159回の2年半前の第152回から始まりました。簿記2級を9割台で一発合格したこともあり、1級も少し頑張れば余裕で合格できるだろうと思って、独学で勉強を始めました。
ところが、全く思い通りになりませんでした。1、2回目の不合格は勉強時間も足りていなかったのでしょうがないと気楽でいれましたが、4回目の不合格を知ったときは悔しさと焦りでいっぱいでした。「勉強時間は充分に確保できているのになぜ伸びないのだろとう」と焦りました。
たしか、点数は4回目までずっと50点台だった気がします。
「何かを変えなくはいけない」と悩んでいた時に職場の先輩がプロ簿記をお勧めしてくれたので、受講することにしました。
プロ簿記と出会い、簿記1級に関する知識を向上させることができたのはもちろん、「ミスを分析する姿勢」「暗記より理解しようとする姿勢」を得ることができたため、最終的に第159回で合格することができました。
「ミスを分析する姿勢」:講師の方は講義中に「ケアレスミスを今回はたまたま間違ってしまったからと放置してしまったら、次も同じミスをする」とおっしゃることがありました。
私、これに該当していました。
この点を変えていこうと思い、ミスをした時には「Evernote」というアプリに「ミスの内容・原因・対応」を書き込み、分析するようにしました。
例えば、ある模試で「時間がなく、最後まで見直しができずに最後の方で単位の記入ミス」をしてしまったときには、「原因:単位の記入ミスに気づけなかったのは最初から細かい見直しをしてしまった結果、全体を見直す時間がなくなってしまったからだ。⇒対応:単位の記入ミスも問題文の読み間違えも同じミスだが、見直し時間が短く済むのは単位の記入ミスなので、まずは全体の単位の記入と回答欄の順番が合っているか見直し、その後から細かい見直しをしよう。」といった様にメモをとるようにしました。
このメモの積み重ねで、自分が納得できないミスは格段に減った気がします。
「暗記より理解しようとする姿勢」:私が4回目の試験まで点数を全く伸ばせなかった最大の理由は暗記でなんでも乗り越えようとしていたためだと思います。
例えば、工業簿記では「費目別計算」、「部門別計算」、「製品別計算」のつながりを知らずに、全く別の論点だと思って、それぞれの解法を覚えて満足していました。
解法を丸暗記する方法だと問題が変わったときに全く歯が立たないなんてことが多々ありました。
プロ簿記では理解重視でなぜといったところを丁寧に教えてくれます。講義で理解を深めるとそれぞれの論点がつながり、それが快感で講義以外でも理解しようとする癖が自然と身につきました。この変化が得点アップに大きくつながったのではないかと思います。
最後に簿記の本質だけでなく、勉強に取り組む姿勢などを教えていただいたプロ簿記に感謝を申し上げます。
