第170回日商簿記1級合格体験記【Ryukiさん】

1. 勉強方法

大きく以下の➀~④のフェーズで勉強を進めていきました。

① 講義を聞いて、自分の言葉に変換する

講義を聞いた後、講義の内容を自分の言葉に変換し、エクセルにしたためていました。この作業により、理解が曖昧な個所がなくなりました。
講義を聞いた段階で腹落ちできない箇所は、質問掲示板にて腑に落ちるまで、先生やアドバイザーさんに食らいつくように質問していました。

② テキストの例題を反射で解けるまで繰り返す

テキストの例題を反射で解けるまで繰り返しました。
解き方を暗記するのではなく、問題の論理構造を捉えた上で反射で解けるよう訓練しました。この段階で第168回の試験を受け、64点で不合格でした。
過去問には一切手を付けていなかったのですが、一定の結果を得ることが出来、基礎が固まっている実感を得ることができました。

③ 解法マスターを反射で解けるまで繰り返す

第168回の試験にて、本試験レベルの問題の負荷(=引っかけ)に慣れていないために、本試験で慌ててしまうという課題が明らかになりました。
そこで、商会工原の全ての分野について、解法マスターを繰り返し解き、本試験レベルの負荷(=引っかけ)に慣れる訓練をしました。
徐々に本試験特有の引っかけに体が慣れ、引いては解法マスターについても、反射で解けるレベルに仕上がりました。
ただ、1級の試験は、「初見問題に基礎力の組み合わせで対応する」というのが基本スタンスだと思っていたので、基礎力維持のために、テキストの例題のメンテも並行して行っていました。

④ 答練

最後は答練にて本番の予行演習をしました。
1級の試験は必要以上に回答を埋めようとすると負ける試験です。
正答すべきところを見極めて回答するといった、ある種手続き的な力が必要です。
なので、答練ではそのような立ち回りを体に覚えさせることを意識しました。
ただし、テキストの例題や確認テスト、解法マスターなどで実力をつけ切っていることが前提となります。

2. 合格までの道のり

私は第167回が初受験で、今回3回目の受験でようやく合格を手にすることが出来ました。1級の勉強を開始してから、転職、今の妻との出会い、結婚と様々なイベントがありました。
今の妻とは、試験勉強により、一緒に過ごす時間が減ってしまったことで、何度も喧嘩をしました。メンタルが安定せず、勉強にも集中できない期間がありましたが、最後には妻が一番の味方となってくれ、今回の第170回の試験に臨むことが出来ました。
試験に合格できたことで、今は心置きなく結婚式の準備を進められています。

3. 今後の目標

簿記1級の知識が新鮮な内に、税理士試験の簿記論、財務諸表論を取ってしまいたいと思っております。
ただ、新婚の身なので、これから様々なイベントがあり、それらも一生に一度のイベントのため、大切にしたいと思っております。そのあたりは、スケジュールを見ながら、妻と相談します。笑
また、簿記1級は数少ない管理会計科目を学べる試験であるため、その知識を生かして、
FP&A業務にも携われたらと思っております。現在、上場企業にて決算、開示業務を担当しているので、これからは、会計を通じて業務を推進する側に回り、コストセンターという今の立ち位置から脱却したいとも考えております。

4. 後輩へのアドバイス

試験勉強をする過程で、腹落ちに拘る姿勢とゲームを攻略するという姿勢の両方をバランスよく持ち合わせてください。
腹落ちするほどに理解をしていないと簿記1級の問題には太刀打ちできません。かといって、深い理解に拘り過ぎると沼にはまり、合格までに膨大な時間を要していしまいます。
自分の中に相容れない2つの人格を宿し、場面場面で人格を入れ替えて、日々の勉強に臨んでください。
理解に拘り過ぎてしまう方は、少し肩の力を抜き、反対に理解を疎かにして、どんどんに次に進んでしまう方は立ち止まる癖をつけて下さい。
ちなみに私は前者で、理解に拘るあまり、合格までに多くの時間ロスしてしまいました。

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