第161回日商簿記1級合格体験記【ohnonさん】

■プロ簿記を選んだ理由
初めは他社の通信教育を利用して簿記1級の勉強を始めました。しかし、自習中にテキスト等を読んでわからないことがあってWebで調べると、プロフェッショナル簿記のページに辿り着き、本質講義のブログを読んで納得するということが何回もありました。そこで、本質講義のブログの項目をいくつか読み込んでみたところ、そこで問われている例題がシンプルなものなのですが解くことができないものが多かったのです。ブログから、「ほら、ここの部分が解ってないんでしょう?」と問いかけられている気がしました。これを書いた先生は、受験生がどの部分が分からなくて困っているのかを本当にわかっているのだなと感銘を受け、プロ簿記に乗り換えることにしました。
■プロ簿記の良かったところ
授業内容はもちろん素晴らしかったのですが、コミュニケーションが色々取れたところが非常にありがたかったです。簿記1級の内容は膨大なので、一人で自習だけしていたら孤独で途中で挫折してしまっていたと思います。オンラインの授業中でチャットで先生に質問ができたり、掲示板で他の受講生と交流ができることが心の助けになり、合格まで学習を続けていくことができました。特にチャットでの質問は、実際の教室で挙手をして質問をするより敷居が低くて質問がしやすかったです。
■合格までの道のり
・1回目:2021年 6月(第158回)不合格
2021年の春に簿記1級の勉強を開始しました。他社の教科書をなんとか1周読むことができたというだけの段階で、玉砕覚悟で受験してきました。そして、見事に玉砕しました。正確な点数は覚えていないのですが、確か40点台後半だったと思います。
・2回目:2021年 11月(第159回)不合格
上記のような理由から、2021年6月からプロ簿記に転向しました。その後半年間でインプット講義,確認テスト,解法マスター,模擬試験までをなんとか一通りこなすことができました。しかし、試験の結果は63点で不合格でした。
商業簿記の点数が12点しか取れず、それに足を引っ張られて不合格になりました。
個別の論点は、先生のインプット講義を聞いて確認テストと解法マスターを数回繰り返してやれば、十分に合格レベルに到達できると思います。
しかし、本試験の総合問題では、個別の論点を解く力とは別に、多数の問題を効率よく捌く力が必要になります。どの項目が連鎖しているのかを見抜く力,複数の項目から出てくるもの(繰延税金資産や為替差損益など)を効率よく集計する力,複数の項目で使用する情報(法人税の税率など)を忘れずに参照できるように記録する力,どの問題をやらずに捨てるのかを選別する力・・・,等々です。このような力を養うための商業簿記の総合問題を解く練習が不足していたため、この回は不合格になったと思います。
・3回目:2022年 6月(第161回)合格
3回目でようやく78点で合格することができました。3回目受験までの期間は、2回目の失敗を踏まえて、ほとんどの時間を商業簿記に使いました。具体的には、商業簿記のインプット講義の2周目を受講して、その他の時間はほぼ商業簿記の総合問題を解く練習に充てていました。
総合問題も初めは苦手だったのですが、間違えたところを間違えないように具体的な対策を入れていくと、自分なりの型のようなものが出来てきて間違えが減っていきました。
例えば、総合問題を解き始めたときにまずは税率と端数処理方法(四捨五入なのか切り捨てなのか)を読み取って試算表の上に書く,繰延税金資産や為替差損益などはメモ用紙の定位置に書くようにして集計や解答用紙への転記を忘れるのを防ぐ,数字を転記するときは必ず左手で転記元の数字を指さしながら書く・・・,等々です。
このような自分なりの型ができるとミスが減って効率が上がり、総合問題に非常に強くなると思います。
対して、工原は、2月の全経上級の試験前と、6月の簿記1級の試験前に確認テストを1周ずつやり直したのみでした。簿記1級の範囲は本当に広く、漫然と全てを復習していたら時間が足りなくなってしまうので、2周目以降は自分の弱点を見極めて重点的に補強することが有効だと思います。
■最後に
50歳を過ぎて、2020年10月に右も左もわからない(借方も貸方もわからない)状態で簿記3級の受験から始めましたが、約1年半で1級合格にたどり着くことができました。この歳でもまだまだ新しいことができるのだという大きな自信が付きました。
富久田先生,弟子1号さん,アドバイザーの皆さん,一緒に勉強した皆さんどうもありがとうございました。
