第171回日商簿記1級合格体験記【髙橋 仁哉さん】

『苦労と楽しさ』
勉強を始め、簿記の『簿』の字も知らなかった自分とってあらゆる単語、計算がわからなく、意味や必要性を理解するのに苦労しました。一つ理解してもまた一つ二つとわからないことが増えていくのは正直なところ辛かったですが、苦労と楽しさが表裏一体であるように、わからない壁を越え、自分の成長を実感していく高揚感はたまらなく楽しかったです。
『道のり』
未熟だった自分の簿記の勉強はひたすら問題を解いてパターンを知り、計算方法を覚え、運に任せるという勉強方法でした。
実力が7割と運3割を目標にCBT受験で日商3・2級に合格しました。
合格後の浮かれた気分と無敵感でTAC出版の教材を注文し、合格の余韻で気持ち良くなっていた頃に教材が届き、その多さに空いた口が塞がらなかったです。
この日から、今までの簿記会計の勉強が序章であること、長い戦いが始まるのだと実感しました。
最初の一級の勉強はとにかくがむしゃらに、効率の良し悪しもわからず勉強していました。
教科書の写しと変わらないものをノートにまとめ、あらゆる参考書や会計法規集を買ってみたりと色々試していた頃にプロ簿記の存在を知り、オンデマンド会員として加入しました。
加入後は、教材をダウンロード・印刷し、講義を聞きながらメモを取り、問題を解くサイクルを続けました。
教科書とにらめっこした自分の勉強と、講義を聞いて問題を解く勉強は明らかに質や腹落ち具合が違い、感動しました。
一周し終わった自負を抱きながら、過去問を購入し、試しに一回分解いてみたら15点くらいで絶望した思い出があります。
なんとか過去問を全て終わらせ、何の緊張感も抱かず、1回目の日商簿記1級を受験しました(不合格)。
反省を生かし、得意・不得意を洗い出してみようと、TACとプロ簿記の二周目に入りました。
日商1級の他にも全経上級も視野に入れながら、二周目を終わらせ、再度1級と2月の上級を受験しました。
しかし結果は、両試験工簿・原計で本当に酷いケアレスミスをし不合格をくらいました。
この時の悔しさや無力感、ケアレスミスの罪の重さは耐え難かったです。その後も全経上級と日商1級の勉強続け、やっと両方合格しました。合格時は嬉しさと安堵感が去来しました。
『不安や悩みで押し潰されそうな人たちへ』
積み上げてきた物は決して裏切りません。
積み上げてきた時間、努力、苦労、過程の全てが輝き続け、将来錆びることない価値になります。
合格を目指す過程での失敗は、挑み続けたからこそ生まれたものであり、努力の証明です。
失敗は嫌なものと思いがちですが、失敗は合格には欠かせません。ですので、もし失敗しても時間がかかるかもしれないですがその失敗を認め、愛してほしいです。
失敗は恥ずかしいことではなく、挑戦者のみが得られるものであり本当に美しいものです。最後に、皆様の健闘を応援しています。
