第168回日商簿記1級合格体験記【秋吉 真理枝さん】

独学の限界を感じて選んだプロ簿記
独学で日商簿記1級の学習を始めたのは2021年夏。独学の限界を感じ、プロ簿記オンデマンド生として一歩を踏み出しました。
プロフェッショナル簿記のブログに何度も助けられたこと、富久田先生の美声、PDFで教材が揃っていることが決め手でした。

苦い初受験と大きな挫折
しかし、初めから順風満帆というわけではありませんでした。
「早く講義を全部観なきゃ!」と焦るあまり、予習も復習もおおざっぱでした。
結果、初受験(161回)は無惨な38点。解答速報会では他の受験生が別次元の存在に見え、劣等感と焦燥感で胸が押しつぶされそうでした。

腹を括って地に足をつける
ここで腹を括りました。
「半年での合格は無理だ。まずは地に足をつけよう」と初学者フルセットコースに変更し、再スタート。
ライブ講義に積極的に参加し、間違いを繰り返すたびに先生から的確な指摘や励ましをもらえたことが、大きな支えになりました。


勉強方法を見直して挑んだ再挑戦
2023年5月、本試験前の答練で点数が伸びず、勉強方法について先生に相談しました。
この時、いただいたアドバイスが転機となりました。
「100%の論点を60%理解するのではなく、60%の論点を100%理解すれば合格できる」。
これを機に、広く浅く学ぶのをやめ、一つひとつを丁寧に深く学ぶことを徹底しました。
翌年、全経上級には合格できたものの、167回試験では工業簿記が足切り。
努力が結果に結びつかない現実に打ちのめされましたが、先生から「理論的な背景の理解が不足しているのでは?」との指摘を受け、計算以外の基本を改めて学び直しました。
また、朝型生活に切り替え、試験1か月前までの論点別計画を立て、カレンダーに書き込みました。
朝5時から家族が起きるまでの静かな時間にアウトプット、昼休みと夜は復習やインプットを徹底。集中力が増し、勉強時間の質が格段に上がりました。


おっちょこちょいでも大丈夫
私は「おっちょこちょい」です。
計算ミス、読み間違い、勘違い……講義中も試験本番でも、毎回のようにやらかしていました。
ミスを完全に無くすことは難しいと割り切り、「ミスの分を上乗せして合格ラインに達する」と心に決めました。そして、80%の論点を100%に仕上げる勉強を重ねました。


合格の喜びと苦労の報われた瞬間
168回試験本番。
案の定、原価計算で大ポカをしてしまいましたが、結果は合格。
この3年間、母の介護、家族の病気、引っ越しなど予期せぬ出来事が次々と押し寄せる中での挑戦でしたので、すべての苦労が報われた気がしました。


最後に、今挑戦している方へ
今、「もう無理かも」と感じている方へ。
1級は確かに難関ですが、プロ簿記で正しい努力を続ければ、必ずゴールにたどり着けます。
伸び悩んだ時には掲示板やチャットを使って、どんどん相談することをお勧めします。
この体験記が、同じ道を歩む皆さまの一助となれば幸いです。

168回合格体験記一覧へ戻る