第167回日商簿記1級合格体験記【kumokiriさん】

もともと中小企業診断士を受けるつもりで勉強をはじめましたが、ある程度簿記の知識がないと対応できないことが分かったので、一旦診断士は保留にして簿記に専念することにしました。学習を進める中で会計学が面白くなり、2級取得後に予定を変更して1級を受験することにしました。
スタート時から独学でのチャレンジでした。市販のテキストと問題集を購入し、毎日1~2時間少しずつ積み上げていきました。しかしながら、2級までと違って学習範囲が膨大で、思うように理解と定着が進まず、ようやく初受験にこぎつけたのは1年半後の164回試験でした。
自分では入念に準備したつもりでしたが、1級はそれほど甘くはありませんでした。会計学の連結(在外子会社)で洗礼を受け、次の165回では商業簿記で足切りをくらい、モチベーションは下がりました。何か前提を変えないと合格は不可能と判断し、コラム等を読んで以前から気になっていた「本質講義」のプロ簿記(オンデマンドコース)にお世話になることにしました。
結論からいうと、もっと早く手を打っておけばよかったと思います。入会して分かりましたが、独学はあまりに非効率そして孤独でした。
入会後ですが、ひととおりの学習は終えていましたので、インプットはスキップし初級確認テストから入りました。50、60点くらいしか取れない論点もいくつかあり、自分の弱点が浮き彫りになって、早速手応えを感じました。
結局、商会・工原とも初級確認テストは通しで3周ほど解いて、受験当日まで抜けのないよう徹底的に復習し、これが合格の決め手になったように思います。「初級確認テストを完璧にするだけでそこそこ戦える」と何かで読みましたが、本当にそのとおりでした。
また、解法マスターで学んだ下書きや時短テクニックなどの実戦ツールは、使いこなせるようになるまで何回も繰り返し練習しました。それから、初見の対応力をつけるため、1級の過去問の反復はやめて、全経の過去問を使ってみました。答練の問題や模擬試験の機会もしっかり活用しました。
167回当日、前半の商業簿記と後半の工業簿記は問題を見た瞬間面くらいましたが、自分を落ち着かせて得点できそうなところからひとつずつ埋めていきました。終了直後は、半分はなんとか確保したくらいの手応えで、「また11月やなあ」と気持ちを立て直している状況でしたが、夕方解答速報で自己採点してみると60点台中盤はあることが分かり、そこから7月末まで祈るような気持ちで日々過ごしていました。
最終的には配点にも恵まれたのか、自己採点より10点以上上振れし、自分でも予想外の高得点で合格することができました。
最後に、プロ簿記では、得点力のための理解やテクニックはもちろん、作戦力を学べたことが自分としては大きかったように感じています。半年間ではありましたが、非常に有意義な時間を送ることができました。富久田先生にはただただ感謝の一言です。
このあとは診断士の勉強に戻るか簿財にチャレンジするか少し考えてみたいと思っています。
