第161回日商簿記1級合格体験記【okogeさん】

こちらの文章は、「合格体験記」ではありません。
生活環境、学力(地頭)、勉強時間、モチベ等はそれぞれの人で異なり、合格へのルートは当然、千差万別です。
一方、不合格へのルートはほぼ万人共通です。
よって、誰にでも役立てそうなのは、「どのようにして失敗したか」―つまり「『不』合格体験記」ですが、喜んで自分の失敗を話す人など滅多にお目にかかれません。
かくいう私も、オンデマンド受講直後の試験で不合格となった際、持ち前の卑屈さからアンケートにも回答せずプロ簿記から立ち去った過去がございます。
その後、独学を経て合格し、厚顔無恥も甚だしく寄稿させて頂くことになりました。
そこで、「合格体験記」は他の方々にお任せすることとして、私は2回の「不合格体験記」をここに記載します。
① 第158回 2021年6月 商18 会10 工6 原15 計49
社内転職制度により、営業部から経理部へ異動となり、
「元々経理じゃない人間が1級受かったらチヤホヤされるだろうな」という下心でチャレンジしました。
しかし、2級を取ったのは2014年のこと。
当時の2級は連結も税効果もなく、独学用に購入したTA〇社の参考書には「学習済」の前提で説明がされており、愕然としました。
凡そ6ヶ月くらいかけて商会工原12冊の巻末問題、問題集を2周回したかと思います。
結果はご覧の有様で、独学で問題集の丸暗記をするだけでは足切り回避も厳しいことがよく分かります。
工業簿記の問2あたりで割り切れない答えが出て、「チーン」と思考停止した記憶があります。
② 第159回 2021年11月 商16 会16 工12 原20 計64
未知の論点にぶち当たった際、独学ではネットの力に頼る他ありません。
誰が書いたか分からない〇ahoo知恵袋や「いかがでしたか」ブログが跋扈する昨今において、巡り合ったのがこのサイトであり、記事の読み易さ(と、ぶっちゃけ具合)や講座料の安さに惹かれ、6月~11月の期間オンデマンド受講生として利用しました。
その後は全講義を隅から隅まで視聴する・・・ことは無く、確認テストをやって、解き方すらあやふや、という単元だけ講義も見る、というやり方でつまみ食い利用していました。それでも、試験本番時点では合格する力量は溜まっていた、と思います。
ではなぜ不合格かといえば、「捨てる問題を捨て切れなかった」ということに尽きます。
記事や講義でも触れられているとおり、簿記1級は70点で合格であり、仮に各科目5点ずつ「捨てた」としても、まだ10点の余裕があります。
5点は少ないように感じますが、難問に係る傾斜を考慮すれば各科目4~5問くらい捨てられる計算です。
この作戦に従い、5点分一度は捨てたのに、一通り解き終わった後に手を出してしまったのが運の尽きでした。
基本問題にうっかり(転記・電卓打ち間違い)ミスがあったのです。難問に手を出さずに見直し時間と割り切ってしまえば合格できたかもしれません。
以上となります。
現在は、いよいよ趣味の世界に突入し、士業を志すつもりなど微塵もないのに会計士試験の勉強に手を染めております。
会計士になるような人間は、簿記1級「程度」はほぼ一発で受かるであろう中、私のような「多重失敗組」が合格したら有意義だろうな、と思い、己の身を実験材料として投じています。
面白い結果が出れば、追加報告させていただければと思います。
