第171回日商簿記1級合格体験記【森田 涼雅さん】

受験に至った経緯
2023年12月にネット試験で簿記2級を取得し、2024年8月から簿財の勉強を開始したものの勉強量が全く足りず悲惨な結果で終わってしまったため、税法科目の受験資格取得や成功体験を積むことが目的で簿記1級の受験に至りました。
2025年の税理士試験が終了した日に受験を決意し、プロ簿記が価格面でも教材の質でも他の予備校等と比べて最も優れていると思いオンデマンド会員に入会させていただきました。
学習期間・受験開始時の学力
2025年8月から11月の本試験までの約3ヶ月が主な学習期間となります。一回目の受験で合格しました。受験専念ではありませんが、勉強時間は多く取れる方だったので環境に恵まれていたと思います。
受験開始時の学力については、簿財の勉強をしていたおかげで商会のオーソドックスな総合問題であれば一応手は出せるレベルだったと思います。組織再編については殆ど知識がなく、連結・持分法もタイムテーブルを書けない(今思い返すとのれんを出せたかすら怪しい)レベルからのスタートだったので、これらの論点を重点的に固める必要がありました。工原は1年以上触ってなかったので、2級の問題も解けないレベルだったと思います。
勉強方法
私が一番意識していたのは、「あまり問題を解かない」ということです。一般的な勉強方法としてよく言われるのは、「基本的な個別問題はすらすら解けるまで繰り返す」や「過去問は最低3周以上解く」などがあると思います。
これらは間違いなく有効な勉強方法だと私も思うのですが、私が極度のサボり癖がある人間であることもあり、同じ問題を繰り返すことにどうしてもモチベーションが上がらなかったので、問題を解くとしても一回で完結させることを前提として勉強を進めていきました。
3ヶ月で合格することを目標として、まず最初の一ヶ月をインプット期としました。やることはとにかくインプット講義を一周することです。初学の工原や商会の構造論点は理解しきれない部分も多々ありましたが、全体像さえ掴めれば良いの精神で一周しました。
残りの2ヶ月をアウトプット期とし、解法マスターと過去問を使いながら実践的な解き方を身に着けていきました。
解法マスターで使う過去問は本来なら解いてから視聴したほうが効果は高いですが、全く歯が立たず心が折れそうな気がしたので、解法マスターを一旦全て見た後に市販の過去問14回分に手をつけることにしました。
この段階では過去問には全く刃が立たなかったのですが、問題を解くのではなく解答を見たり解法マスター等を用いてその過去問一回分を腹に落とすということを主に繰り返しました。
理解できない部分が出る度に解法マスターやアウトプット講義に立ち返っていたので、結果的に同じ講義を何回も視聴していたと思います。
問題を繰り返し解きたくはないけれどその過去問からインプットすべき情報は吸収したかったので、自分が必ず忘れるであろう論点や解き方の思考、その問題を解くスピードを最適化できるような下書き(材料の入出庫ボックス、タイムテーブルと未実現利益のT勘定、歩留差異・配合差異の下書き、逆取得の6つ窓、かじすよでおなじみの下書き等)などを過去問の余白や白紙などに書き出し、自分が最も復習しやすいようにまとめてそのスクショを携帯に保存しておきました。過去問14回分までは手が回らなくて、最新の回から遡って11回分くらいについて行いました。
直前期については、個人的に解いたほうが良いと思った過去問(例えば167回の工業簿記のような少し変わった問題は実際に手をつけてみると詰まりがちなので、現場対応力を磨いたり分かってるつもりになってる箇所を炙り出す目的です。)をいくつかピックアップして解きながら解法マスターで苦手論点をなくすことを心がけました。
プロ簿記の直前模試では、70点ぴったりでギリギリ合格ラインなのに連結で大量失点して足切りをくらってしまったのを今でも覚えています。
ちなみに市販の予想問題も少しだけ見てみましたが、本試験の難易度より数段難しく感じたので、解く必要性は感じませんでした。
最後に
プロ簿記は講義もテキストも非常に質が高いです。特に解法マスターは私が合格できた一番の理由といっても過言ではありません。
私が受けた171回本試験は商業簿記で連結会計、会計学ではキャッシュ・フロー計算書が出題され、工原も見慣れない問題が含まれており、難易度は標準的ながら現場思考で解く必要がありました。
問題を見た瞬間は焦りましたが、解法マスターで培った応用力が私を合格に導いてくれたと思います。
私の勉強法はあくまで一例にすぎませんが、ぜひ参考になれば幸いです。
