第156回日商簿記1級合格体験記【TTさん】

私はオンデマンドコースを受講し、日商簿記1級試験に合格することができました。合格を目指している皆様の一助になれるよう執筆させていただきます。
・講義について
独学で一通りの学習は終えましたが、演習問題は制限時間内に全く解き終わらないことが課題でした。今振り返ると、各仕訳を追って解こうとするやり方に無理があったと思います。体系的な解法が知りたいと予備校を検討していくなかで、本質理解という言葉に惹かれてプロ簿記を受講することにしました。
初めての授業で、目から鱗とはこのことかと感じました。決算整理とは?という、一見本筋ではない角度から、なんとなくでしか理解できていなかった特殊商品売買のコツを掴むことができたからです。
当初は2020年6月の試験を目指して解法マスターと答練だけの受講を計画していましたが、試験自体が中止となってしまいました。正直モチベーションは下がりましたが、基礎からプロ簿記に取り組む良い機会だと捉え、経験者向け講義と確認テストを実施することにしました。ここで基礎や本質の抜けを確認できたことが、合格に繋がったと思います。
・試験に向けて
先生が繰り返し仰っていることですが、基本の徹底と過去問演習が大事だと感じました。
基本の徹底:これは参考書に載っていることをひとつひとつマスターすることにとどまりません。私も当初は勘違いしていましたが、その処理は簿記全体で考えたときに何故必要なの?という視点が必要だと感じました。これは先生の言葉に散りばめられています。
過去問演習:1番大事なことは自分の型を作ることだと思います。私であれば無理に時間内に終わらそうとせず、丁寧にひとつひとつ解くことにしました。変に時間を意識すると読み飛ばしが発生し、芋づる式に失点が増える傾向があったからです。また、問題文に散乱している情報をどう整理するかということにも気を配りました。
・さいごに
試験結果ももちろん大事ですが、受講を通して表面的ではない知識を学べたことが財産だと感じています。
世の中では増収増益といった期間損益の側面が注目されがちです。しかし、継続企業の前提や企業活動の本質がお金を増やすことだとわかっていれば、その裏にある情報に目を向けることができます。(前後の期間に損失を寄せている?利益が出ているのに営業CFは赤字続き、得意先と異常なサイトで取引があるのでは?無駄な在庫が滞留して、その支払いが嵩んでいる?)
このような視点はプロ簿記が標榜する暗記ではない勉強だからこそ身に付けることができたと感じます。試験会場には大手予備校のテキストを持った猛者(のように見える人達)がゴロゴロいますが、自分の力を出し切れば問題ありません。試験会場に着いた時点で結果は出ています。自分を信じて、やってきた事を信じて頑張ってください。
