第156回日商簿記1級合格体験記【高木 啓史さん】

簿記2級はかなり前に取得。1級はいつか取得したいと思いつつ、範囲の広さや難しさ、実務的に必ずしも必要でないこともあり、年月だけが過ぎてしまいました。
簿記1級で検索してみると「プロ簿記」のサイトがあって、「1級は相対試験で配点調整が入るので、難問を解けるようになるよりも基本問題を確実に解けるようにする方が大事」、「勉強そのものだけでなく勉強の仕方を学ぶのも大事」、「どうやるかより、どうあるべきか」というのが特に印象に残っています。
ここで本気で頑張れば1級まで到達出来るかな、と思いプロ簿記に加入することにしました。
5月頭からオンデマンド会員として開始。中止になった簿記試験と同じ日にプロ簿記の模擬試験があったので、それを目標にまずは全範囲を1周する。講義は倍速で聞いて、初級確認テストを解く。少し位分からないことがあっても先に進む。
この期間が一番ハードでしたが、今まで曖昧に理解していた部分が背景も含めて理解が進み、毎回の講義が楽しみでもありました。講座内のコンテンツにも紹介されていましたが、主体的に学ぶための手段の一つとして問題を作るにも挑戦し、新鮮な気持ちで楽しく勉強出来たと思います。
6月半ばの模試は50点。難しさと量の多さに圧倒されましたが、得点出来る所は出来ており、11月には間に合いそうとの感触は得られました。
ここでスケジュールを引き直しました。5月末~6月半ば(全範囲を1周)、6月半ば~7月末(応用練習)、8月~9月半ば(状況次第)、9月半ば~10月末(過去問練習)、最後の2週間は総まとめ位のスケジュールを漠然と考えました。
6月半ばからは、応用練習として解法マスターに進みました。復習で初級確認テストを解き直してから、解法マスターの問題に挑戦して、解説講義を聞く。分からない場合、初級確認テストは分かるまで追求するが、過去問レベルは深追いし過ぎないで先に進む。
7月末に力試しで答練の問題を解いてみて、結果は46点。一見解けそうですが、時間をかけすぎたりケアレスミスをしたりで、前回よりも点数を伸ばせませんでした。
何が足りないのでしょう。まだ、基礎レベルの土台が弱いので、解けるはずの問題が安定して解けないのだと感じました。
ここで転勤の辞令が出て、勉強時間の確保があまり出来なかったこともあり、8月~9月半ばまでは初級確認テストに絞って取り組むことにしました。この期間で2周。ここで基礎固めをやり直したことが、結果として大正解だったと思います。
9月半ばからは過去問練習、直近153回から131回までさかのぼって、131回から直近153回まで戻っていく。今までやってきたことが繋がって、安定して解けるようになり、本番への手応えを感じました。
加えて、講座内での質問掲示板の質問にも答えられる力が付いているのを感じ、極力回答してみるようにしました。学んだことを文章で説明してみることで、過去問練習と違った視点からアウトプットの練習が出来たと思います。
11月からは総仕上げ。本番ではいくつかケアレスミスはありましたが、合格を勝ち取ることが出来ました。商20会19工15原22の76点でした。
この半年間はとても充実しており、楽しかったです。
振り返ってみると、以下の2点が特に重要だったと思います。
・基本を大切にすること
プロ簿記のコンテンツで重要なものの一つが初級確認テストです。それを腹落ちさせる。時間が経つと忘れるので、定期的に腹落ちさせて基本レベルで穴が無いようにする。そのことにより、9月半ばからの過去問練習で手応えを感じられました。11月の直前期にも全て解き直しました。
・アウトプットを重視すること
講義で分かった気になりますが、問題を解くことで見えてくるものもあります。さらには、質問掲示板を活用して理解した所や分からない所を言語化することで、より定着すると思います。
半年間大変お世話になりました。ありがとうございました。
