本屋さんでの衝撃の出来事

本屋さんが好きだ。amazonで買うことが増えたけど、やっぱり本屋さんは楽しい。

ビジネス書、PC関連、政治・経済関連、雑草の本など、いろいろ見るけど、やっぱり最後は会計コーナーに行ってしまう。特に簿記検定関連は気になる。何か新しい本、出てないかな、と物色するのが習慣だ。

某社から2月の日商簿記2級検定試験向けの直前対策問題集が出ていた。中身をパラパラ見てみる。おいおい。これは、さすがにひどいだろ。昔、某社と関わっていたときに私が提出した原稿をそのまま流用して載せている。

いや、別に使うのはいいのよ。記事の1つくらい著作権がどうのとか細かいこと言わないよ。でもね、この原稿は、1級受験者のために書いたものだ。「1級の試験は、傾斜配点が掛かって、どこに配点くるか分からない。極端な話、何か書いてあれば一律1点もらえるなんてことも起きるかもしれない。だから頑張れ!」という趣旨で書いたもの。この話は1級でしか通用しない。それをそのまんま、2級の直前対策問題集に載せるとは、どういう了見?ひどすぎない?2級は傾斜配点ないよ。中身をよく読まずに人の原稿を適当にパクればいいか、という感じなの?

と、ちょっと怒りを通り越して、あきれつつ、書棚に視線を戻すと、1級の新刊が出ている。「お、1級の◯◯シリーズ、新刊出したんだ。本格改訂って、7、8年ぶりじゃないかな」と思いつつ、手に取る。もちろん、購入する気まんまん。簿記1級に関しては、各社のテキストと問題集をほぼ全て揃えているからね。

中身をパラパラと見る。ん?なんか、テイストが以前のシリーズとそっくりだなぁと思う。工業簿記のテキストの総合原価計算の箇所を見る。あれ、以前と同じに見えるけどなぁ。問題集を見る。以前のシリーズは、試験に出ることのない非累加法の問題ばかりでひどかったけど今度のはどうかな?…やっぱり非累加法ばっかりだ。

どうなってるのこれ?どこ改訂したの?奥付見る。唖然。全く改訂されていない。古いまま。ただ、カバーだけ取り替えて、新刊のように見せかけているだけ。実際にカバーを外してみると、見覚えのある昔の表紙が出てきた。これ、純粋に一番表側のカバー取り替えているだけじゃない。

あやうく同じ本を買う所だった。あぶないところだった。いくらなんでも、ひどいね。受験生をないがしろにしすぎでしょ。仕事は誠実にやりましょう。

本屋さんでの衝撃の出来事” に対して1件のコメントがあります。

  1. 熱男 より:

    >> 1級の◯◯シリーズ、新刊出したんだ。
    商会の3分冊のうちの1冊と、工業の3分冊の1冊のみ
    改訂版が出たのですが、残りの2分冊含めて、
    カバーを変えられていますね。

    一応、某社のHPでは、”工原の改訂版は、大きな改訂はなく、
    旧版を持っている人はそのまま使えるので安心を”って
    書いてはありますが、
    本屋でつられて買っちゃう人もいるかもしれませんね。

    >> ただ、カバーだけ取り替えて、新刊のように見せかけているだけ。
    自分は、語学関係の本で、このパターンにやられました。
    (中古本を買っていもっていたのですが、見かけが違うものが
     本屋に並んでいるので「改訂版が出た」と思って購入したら、
     中身は持っていた中古本と全く一緒でした…)

    1回痛い目にあったので、今は中身を見てから
    購入しています。

    #最近は、以前、モノクロだった本を
     (文章は変更せず、)カラー刷りにして、
     新たに出版するというパターンもありますね…

    1. pro-boki より:

      >商会の3分冊のうちの1冊と、工業の3分冊の1冊のみ改訂版が出たのですが、

      そうなんですね。それぞれ1冊づつは改訂しているのですね。
      ただ、工原について、近年、もっとも重要は変更点は、原価計算の設備投資と業務的意思決定会計です。これらは試験委員の変更に伴う出題傾向の変化が顕著です。ですから、どう、対応したのかな、というのは、簿記講師としては、とても興味のあるところです。
      少なくとも、この箇所(3分冊目ですね)は一切、変更がありませんでした。ここを変えずにどこを改訂したのか、疑問の残るところです。

      >見かけが違うものが 本屋に並んでいるので「改訂版が出た」と思って購入したら、 中身は持っていた中古本と全く一緒でした…

      そうですか。そんなこともあるんですね。
      私、商売人としても20年近くお店を経営してきましたが、そういう僅かなコスト削減のために、お客様の信頼を大きく損なうことをやってしまうって、正直、どういう神経しているのかな、と思ってしまいます。いろいろお考えはあるのでしょうけどね。

  2. いっちー より:

    先生お久しぶりです
    私も本屋が好きで、やはり簿記のコーナーは見入ってします。

    やっぱりテキストって自分が腹にハマらんといけないんだなぁ、って感じることがありました

    2級の時、副本部長が娘と一緒に2級とるから、お前教えろと言われました。使っていた某社テキスト渡すと、次の日に返され違うテキスト持っていました。
    「すまん、書店で全部テキスト見渡して、自分に収まるテキストにした!」と。
    2時間選んでいました。ちなみに親子とも合格しました。

    スクールの場合は指定テキストがあるので仕方ないけど、やはり自分の腹にハマることは大切と記事を読んで思いました。

    私は今は岡本先生の原価計算寝る前に読んでいます。

    PS、簿記1級やはりというか当然のごとく落ちました。
    ただ、人生初めて超苦手な原価計算が19点取れました。ありがとうございます。
    合計点数は伸びてませんが…しばらく独学でやってみています。
    岡本先生の原価計算読むと、当たり前のことがすごい腹にはまったりしてます。
    勉強ペースは落ちますが、何故・どうしてそうするかないがしろにしていたところをちゃんと気付ける勉強にしていきたいです。

    1. pro-boki より:

      >「すまん、書店で全部テキスト見渡して、自分に収まるテキストにした!」と。2時間選んでいました。ちなみに親子とも合格しました。

      さすがですね。いや、これ、ほんと、テキストは大事ですよ。相性もありますし。テキストって1冊何千円もするので一見すると高いのですが、そこから得られるものを考えれば安いとも思うんですよ。ですから、私は、受験生時代、スクール指定のテキストが合わなくて、別のテキストや基本書を買いまくっていました。それが、今になってとても役にたっているとも思います。

      >勉強ペースは落ちますが、何故・どうしてそうするかないがしろにしていたところをちゃんと気付ける勉強にしていきたいです。

      遠回りなようで、それが近道だと思います。実務でも役立ちます。

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